2016.06.22 Wed

Written by EDGE編集部

Fリーグ

ヤング・バサジィは仙台に辛勝。吉武茂郎監督「若手は主力を引きずり下ろすような激しい気持ちでやってほしい」

写真:本田好伸

前半からボールをキープし、主導権を握りながらも、仙台を相手に28分で2-2と煮え切らない戦いを展開。それでも35分、エース・仁部屋和弘が確実にゴールを陥れて仙台との経験値の差を見せ付けると、最後は37分に芝野創太、38分に白方秀和が立て続けにゴールを奪って5-2で勝利。若手を中心に上位進出を狙う大分は、「12チームのなかでは、常にチャレンジャーであるべき」(吉武茂郎監督)と気を引き締めた。
(文・本田好伸)

100パーセントを出さないとプレーオフにはいけない

吉武茂郎監督(バサジィ大分)

——今日の試合を振り返って。

まずは開幕戦だったので、勝ちが大きいですね。ただ勝ったことは評価できますが、リーグが始まって1試合目で良い部分もあったなかで、修正する部分のほうが多いと感じました。相手は徹底してカウンター狙いでしたし、うちにもチャンスがありましたが、シュートを決められないといったことや、カウンターへの準備ができていませんでした。勝ったことはプラスですが、修正がたくさん出たなという内容でした。

——プレーオフを逃した昨シーズンは、星勘定を始めたら勝てなくなったという話を聞きました。そのあたりは実際のところどうなのでしょうか?

今日のゲームとはあまり関係ないですが、去年の課題としては、「勝てるな」と、上から目線で試合に入ると引き分けとか負けたりしてしまいました。名古屋や町田などをやるときは、僕が特別何か言葉を掛けなくてもモチベーションが高いのですが、それを11チームすべての相手にやっていき、1戦1戦、100パーセントを出さないとプレーオフにはいけません。大分は、「このゲームに勝てばいけるな」とか、そういう余裕を持てるチームではありません。12チームのなかでは、常にチャレンジャーであるべきだと思っています。

——先発した20歳のGK、岩永汰紀選手への評価はいかがでしょうか?

岩永は、檜山(昇吾)よりもコンディションが良いかなと思って先発に使いました。檜山も岩永も若くて、伸びしろがあるGKです。経験という意味でも、開幕スタメンは彼の財産になると思います。彼ら2人は、日本代表になれるという期待もありますし、その実力も持っていると思います。特に岩永については、練習も前向きにやっていますし、まだ今年で20歳という若さです。檜山にも期待をしていますが、岩永のほうが期待しています(※隣には、主将として会見に出席した檜山がいたなかでのコメント。会場には笑いが起きた)。

——仁部屋がこの試合でピヴォに入るシーンが多かったと思うのですが、彼を前に置くということも考えているのでしょうか?

今日は相手がすごく引いていたので、うちには芝野創太、森村孝志という、自分ではピヴォだと言っている選手が2人います。彼らはゴール前で収めるというよりもゴール前で仕掛ける選手なので、ゲームのなかで仁部屋とディドゥダにはチャンスがあれば(前でキープして)シンプルに落としてという指示を出しました。仁部屋はオールラウンドな選手なので、今日に限っては(ピヴォに入ることが多かったということです)。

——先程の檜山選手への発言もそうですが、今年は檜山選手をキャプテンに起用したり、昨年もカップ戦で齋藤秀人選手を主将にしたりするなど、若手の奮起を促すようなことをされていますが、何か意識していることはありますか?

長い目で見たときに、檜山の年代がフットサル界を引っ張っていかないといけません。ウチで言うと、齋藤、森村、田中あたりですね。去年も一昨年も、バサジィが始まってからは仁部屋や白方(秀和)、ディドゥダに頼りっぱなしのところがありました。クラブの方針としても若手を押し出していこうということを話していますし、私も思い切って若手を使えるので、彼らにはチャレンジしてもらいたいですね。それで主力選手をどこかで引きずり下ろすような激しい気持ちでやってもらえれば大分も強くなりますし、日本のフットサルも強くなると思います。チームの方針もそうですし、僕自身としても若い選手にはすごく期待をしています。

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檜山昇吾コメント

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