2016.04.13 Wed

Written by ROOTS

Fリーグ

10周年を迎えるFリーグのテーマは「日本フットサルの再建」(小倉純二FリーグCOO)

写真:本田好伸

4月7日にSuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017の日程発表会見が開かれ、6月11日に開幕する新シーズンの全日程が明らかになった。新シーズンを迎えるにあたり、フットサル界は今シーズン、Fリーグ最高執行責任者(COO)に小倉純二氏、フットサル委員長に北澤豪氏を任命し、「再建」を図ることとなる。果たして、日本フットサル界は、どんな再建プランに基づき、どんな道筋を歩んでいくのだろうか——。
(文・本田好伸/FOOTBALL CULTURE MAGAZINE ROOTS編集長)

名古屋10連覇の可能性は高くない?

 今年も、ゼビオグループがエクゼクティブパートナーとしてリーグをバックアップしていくこととなる。

 SuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017は昨年と同様、12クラブによって全33節198試合が争われ、レギュラーシーズンを経て、上位5チームによるプレーオフを行い、優勝チームが決まる。最大のトピックとしては、現在9連覇中の名古屋オーシャンズが“V10”を達成するのか、もしくは別のチームが初めてリーグタイトルをつかむのかというところだろう。

 その点において、今シーズンはこれまで以上の変革が起きる可能性をはらんでいる。

 その理由はいくつか挙げられるが、一つは、名古屋はこの9シーズンにわたって常にエースとして君臨してきた森岡薫が退団し、チーム内のパワーバランスが変化することにある。

 また、これまでは眞境名オスカー、館山マリオ、アジウ、ビクトル・アコスタと、実績を持つ監督がチームを率いてきたが、今年は昨シーズンまで名古屋に所属したペドロ・コスタが監督に就任。“フットサルの教科書”と称されるほどに卓越したフットサルのノウハウを体現してきた選手だが、指導者としての実績は未知数だ。

 また、現時点の大型補強はシノエというブラジル代表のゴールゲッターの加入のみであり、そうした要素を加味する限りでは、これまで以上に不安定なシーズンとなる可能性も少なくないと言える。

 一方で、先の全日本選手権で名古屋を破って初優勝を果たしてペスカドーラ町田は、渦中にあった森岡を獲得し、タイトル奪取を虎視眈々と狙っている。その他、詳細な展望はここでは割愛するが、今シーズンは何やら一波乱がありそうだという点で、注目度は高い。

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Fリーグはフットサル界を再建する重要なリーグ

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