2016.04.08 Fri

Written by EDGE編集部

日本代表

「他の国は相当に手強い」。FリーグCOOに就任した小倉純二JFA最高顧問が2020年W杯への見通しを語る。

写真:本田好伸

4月7日、Fリーグの2016/17シーズンの日程発表会見が行われ、FリーグCOOに就任した日本サッカー協会の小倉純二最高顧問が招致を表明している2020年W杯について言及した。2日前にFIFAから13カ国の立候補があったと発表されたことについては「フットサルがポピュラーになったということ」と前向きにとらえたが、「他の国は相当に手強い」と見通しを示した。

フットサルを再建したい

 任期満了となった松崎康弘前COOに代わって、新たにFリーグのトップに就任したのは、日本サッカー協会の第12代会長を務め、現在は最高顧問の肩書きを持つ小倉純二氏だった。4月7日、Fリーグの日程発表会見に登壇した小倉氏は今回の話を「引き受けた理由」について、このように語った。

なでしこもリオに出られず、フットサルも絶対にコロンビアに行くんだと思っていたところ、目的を達成できませんでした。フットサル委員長も北澤(豪)さんが新任していますし、代表監督も交代となりました。Fリーグも10週年を迎え、私はアジアの中でもフットサルの委員長をしていたりして、フットサルもアジアの中で何とか成長させようと私自身も努力をしてきましたが、残念ながら一歩後退となってしまいました。確かに最高顧問がCOOというのも変なことかもしれないですが、私の知識や、みなさんと協力してフットサルを再建したいと思います

 小倉氏の力をフットサル界が必要としたのは、愛知県とJFAが協力して立候補した2020年のフットサルW杯の招致活動と無関係ではないだろう。2002年から2011年までFIFA理事を務めていた豊富な国際経験と人脈を持つ”ミスター小倉”には、招致活動の“切り札”としての役割も期待される。

今までのフットサルの世界ではありえないのですが、今回開催する南米連盟を除いたすべての連盟から、13カ国が手を挙げている状況です。それはフットサルが世界でいかにポピュラーになって、関心を持ってもらっているという証拠だと思います。愛知県、日本にとっても、他の国が相当に手強いなと。なので日本サッカー協会としてもきちんとした準備をやらないと勝てないと思いますから、その中でFリーグをきちんとしていくというのは大切だと思います。そういう意味では微力ながら私がCOOを務めさせていただきます

 早くからフットサルW杯の招致を表明していた日本だったが、これほど多くのライバルが出現することは予想外だったようだ。これからFIFAによる招致意志の再確認や、基本条件の提出などがあるため、13カ国の中からある程度は絞り込まれると予想されるが、ヨーロッパの中でも実績があるチェコ、クロアチア、フットサルリーグを設立して力を入れ始めているアメリカなどが有力候補として立ちはだかることになる。

中米はコスタリカとアメリカが手を上げていますし、ヨーロッパ、アフリカからも手を上げていますし、アジアのチャンピオンのイランも立候補しています。ですから鍵となるのは、どんな大会を日本でやりたいかという提案が非常に重要だと思います。そこを理解してもらわないと、タイ、コロンビアに続いて、アジアの日本に戻るというのは難しいと思います。ですから、サッカー協会を中心に基本計画をしっかりとやっていきたいと思います

 コロンビアW杯出場を逃したことで、日本代表がW杯で躍進して世界にアピールすることは残念ながらできない。そのような中で2020年のW杯招致を成功させるには、小倉氏が強調したように「どんな大会を日本でやりたいか」というビジョンをハッキリと作り上げて、それをFリーグと連動しながらしっかりとプレゼンしていくことが重要になる。

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