2016.04.07 Thu

Written by EDGE編集部

日本代表

2020年フットサルW杯に13カ国が立候補。最有力候補はヨーロッパのチェコとクロアチアか。

写真:本田好伸

FIFAから2020年のフットサルW杯の開催地の立候補国が発表された。フタを空けてみれば、名乗りを挙げたのは13カ国。ヨーロッパからは最多6カ国の立候補があった。愛知県を開催地として早々と立候補を表明していた日本だが、招致合戦における”勝算”はどれぐらいあるのか。

最有力候補はヨーロッパか

 4月5日、FIFAは2020年のFIFAフットサルワールドカップの開催地に13カ国からの立候補があったことを公式サイトで発表した。3月22日に日本サッカー協会が意思表明書を送付したと発表した日本も含まれている。

2020年FIFAフットサルワールドカップ開催地候補国
コスタリカ(中米)
クロアチア(ヨーロッパ)
チェコ(ヨーロッパ)
エジプト(アフリカ)
グルジア(ヨーロッパ)
イラン(アジア)
日本(アジア)
カザフスタン(ヨーロッパ)
リトアニア(ヨーロッパ)
オランダ(ヨーロッパ)
ニュージーランド(オセアニア)
UAE(アジア)
アメリカ(中米)
※並びはFIFAの発表順

 開催国の地域の内訳としてはヨーロッパが6、アジアが3、中米が2、オセアニアとアフリカが1ずつということになった。目立つのはヨーロッパからの立候補の多さだろう。

 過去のフットサルW杯の開催地の遍歴を見てみると、アジアで3回、ヨーロッパで2回、南米で回、中米で1回開催されている。ただし、FIFAの公式大会になったのは2000年のグアテマラ大会から。それ以降でカウントすると南米が2回、アジアが2回、中米が1回となる。

FIFAフットサルワールドカップ開催状況
第1回(1989年) オランダ(ヨーロッパ)

第2回(1992年) 香港(アジア)
第3回(1996年) スペイン(ヨーロッパ)
第4回(2000年) グアテマラ(中米)
第5回(2004年) 台湾(アジア)
第6回(2008年) ブラジル(南米)
第7回(2012年) タイ(アジア)
第8回(2016年) コロンビア(南米)
※2000年大会よりFIFAの公式大会

 気になるのは「日本が招致に成功する確率はどれぐらいなのか」だが、ライバルの顔触れを見れば決して楽観視できるような状況ではない。FIFAの公式大会となってからアメリカ大陸とアジアでの開催が多かったことを考えると、最有力候補はヨーロッパという見方が強い。

 ヨーロッパの中でも、チェコは2005年、クロアチアは2012年にフットサルの欧州選手権(ユーロ)を開催しているため、開催能力での信頼性がある。また、この2カ国については代表チームに国際的な競争力があることもアドバンテージになるだろう。

 それ以外にヨーロッパから手を挙げているカザフスタン、グルジア、リトアニアは国際大会の開催経験がない点が懸念される。オランダはFIFA公式大会になる前とはいえ第1回大会を開催しているため、「2回目」が回ってくる可能性は低いのではないか。

 W杯の開催地が決まるのは今年の12月。それまでのスケジュールは以下のようになっている。

FIFAフットサルワールドカップ招致活動に関するスケジュール
3月 24日まで 「意思表明書」をFIFAに提出 
4月8日     FIFAが招致および開催に関する書類を意思表明国に送付
5月6日まで   大会招致意思の再確認、基本条件をFIFAへ提出
8月5日まで   招致及び開催に関する最終書類をFIFAへ提出(開催合意書、開催都市合意書、政府保証書など)
12月      FIFA評議会において開催国を指名

 日本は国内リーグが充実していること、運営能力が国際的に高く評価されていること、ホスピタリティはセールスポイントになるものの、客観的に見たときに「招致の可能性が高い」とは言えない。

 とにかく、苦戦が予想される招致を成功させるには日本サッカー協会の大仁邦弥前会長がコメントで出したように「招致に向けて総力で取り組む」ことが必要になるだろう。

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