2015.12.18 Fri

Written by EDGE編集部

インタビュー

「みんな代表の誇りを持ってやっている」。日本代表歴12年目の稲葉洸太郎が明かすミゲルジャパンの”今”

来年2月に行われるフットサル・ワールドカップのアジア予選を兼ねたAFCフットサル選手権。ミゲル・ロドリゴ監督率いる日本代表は欧州遠征でクロアチア、チェコと2試合ずつを戦った。結果は2勝2敗。今回の結果と内容を、4度目となるワールドカップ予選に臨む「誰よりも日本代表であり続ける男」稲葉洸太郎はどう感じたのか。
(文・北健一郎/futsalEDGE編集長)

クロアチアは強かった

——今回の欧州遠征には、どんな目的があったと思いますか。

アジア予選への準備が一番の目的です。そこに向けて、みんなでチームの戦い方を作っていくこと。ずっと国内で合宿や試合をしてきて、レベルが一つ上のチームと試合をするということで、自分たちの今の実力を計る機会にもなりました。僕たちはワールドカップでベスト8以上を目指していて、クロアチアやチェコというのは、そこに入るために立ちはだかるレベルの相手ですから。

——クロアチアに2敗、チェコに2勝、合計2勝2敗という結果でした。

もちろん満足いくものじゃないし、勝ち越したかったし、全部勝つつもりで戦っているから。課題が見えたことに関しては良かったんじゃないかなと思っています。

——具体的に見えてきた課題というのは?

大きく3つあります。一つ目は最初の入り方。4試合中3試合で先制点をとられて、しかも悪い取られ方をして、相手にリズムを渡してしまっていた。二つ目はディフェンスのアプローチ。強い相手とやるときは、自分たちがしっかりとアプローチできていないといけないけど、それができていない時間帯がありました。三つ目はセットプレーの守備。そこは寄せ集めで、ずっと練習しているメンバーじゃないから、ズレが出るところもある。ここは練習を重ねれば改善できると思います。

——クロアチアには国内での親善試合で1−1、5−2で勝ち越しましたが、今回は3−4、0−4で2連敗を喫しました。

クロアチアは強かったです。前からプレスに来ていて、低い位置で奪われてカウンターを受けたり、自分たちが前からプレスに行ったらかわされて裏をとられたりすることが多かったですね。ダイレクトパスがうまかった。

——チェコには5−4、3−2で2試合連続で競り勝ちました。どのようなところを改善したのでしょうか?

チェコ戦はクロアチア戦とはちょっと戦い方を変えて、ピヴォを前に置いて、そこを起点にしてプレス回避することができました。最初はクロアチア戦と同じようにビルドアップしていたけど、相手もそんなに前から来なかったので、話し合ってピヴォがあまり下がらずに前で起点を作るやり方にして、それが功を奏しました。

——ここまで積み上げてきたミゲルジャパンのコンセプトは世界で通用すると感じられましたか?

課題のところでも挙げたけど、ディフェンスのアプローチはすごく大事だなと。ボールサイドに対して、ディエンスが寄せる。それに対して、周りが連動する。個で奪いに行くというよりは、チームとして圧力をかけるというディフェンスをできているときは、良い試合ができる。

——ミゲル監督は相手陣内に入った後は、積極的に1対1を仕掛けていくことを求めていますが。

相手を押し込んだ後はガンガン行けって言われています。今の代表は僕も含めて、ニブ(仁部屋和弘)、(森岡)薫くん、(吉川)智貴、(加藤)竜馬、逸見(ラファエル勝利)とか、勝負できる選手が揃っているので、そこは全然出来るなという手応えを感じました。ドリブルで仕掛けるだけじゃなくて、そこで攻撃の起点を作って逆サイドに振ったりするのも、チームとしての狙いです。

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みんな代表の誇りを持ってやっている

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