2015.10.05 Mon

Written by EDGE編集部

Fリーグ

【Fリーグ第22節】府中に敗れて今季2敗目「府中のホームは非常に難しい」(ビクトル・アコスタ監督)

写真:本田好伸

エースの森岡薫が手術のため離脱した直後のアウエー・府中アスレティックFC戦。オーシャンカップの決勝で敗れた相手に対し、名古屋は今季2敗目となる黒星を喫した。ビクトル・アコスタ監督は「府中のホームでは彼らの条件が揃っている」とピッチのサイズ、ホームの雰囲気などを苦戦する要因に挙げた。
(文・本田好伸)

チームの色を出せなかった

ビクトル・アコスタ監督(名古屋オーシャンズ)

——今日の試合を振り返って。

リーグを通して今まで非常に安定したゲームができて、失点が少なく得点も取れていたが、ここで府中に敗れてストップしました。今日は非常に両チームともに気持ちが入ったゲームだったと思う。さらに府中のホームなので、こちらも気合が入っていました。今日は私たちが負けた試合ですが、それは一つのシーンだけではなく、いろんな状況の中でしっかりと力を100パーセントを出せませんでした。ボールの取られ方やチャンスの生かし方がよくなかった。個人個人の目立たないミスも今日は目立っていた。選手は全力でやったが、いい方向に進まなかったので、チームの色を出せなかった。相手のメリットもあった。それでもパワープレーは追い込まれた中でも2点を取れましたし、時間があれば3点目を取れたかもしれない。こういう試合を薬にして、次に向けて気合いを入れていきたい。

――府中と相性が悪いように思いますが、苦手意識はありますか?

確かに府中に対しては、特に彼らのホームの時には非常に難しいゲームとなり、なかなか勝たせてくれません。特に府中のホームでは、彼らの条件が揃っていると思います。狭いピッチで、応援もすごいホーム感を出しています。それに彼らはフィジカルも強い。オフィシャルのコートよりも狭いので、彼らはそこでプレーするのに慣れているし、ハーフコートで守られると、彼らは体もい大きいのでなかなか中に入っていけない。この試合の目標は失点をしないことだったが、失点したことで彼らに有利になり、私たちも戦術をどんどん変えていかないといけないので相手のペースで進んでしまったのかなと。彼らのホームで戦う時には勝ちたいという気持ちを強く持っています。でもそれは他のチームにも同じ気持ちでやっている。オーシャンカップの決勝では圧勝されましたが、それ以外の舞台や、私たちのホームでは勝利の方が多いです。私が指揮を執った3年間で2勝1敗なので、彼らのホームの時にどうするかを、選手も含めて慎重に考えないといけないのかなと感じました。

――森岡薫選手が欠場している間にどう戦っていくのか。代わりを立てるのか、守備を強くするのか、他の方法を採用するのか。

1年を通してチーム作りをしてきて、大きな選手をこのタイミングで失ってしまったのでもちろん変化はあります。シーズンの途中で戦い方を変えるのは非常に難しいことです。ですから、やっていることは変えずにいきたいと思います。ケガで離脱している森岡選手、マティアス選手は得点力のある選手です。そこを改善するというよりも、今はシンビーニャしかピヴォがいないので、この試合では酒井がそこに代わって入りました。でも彼はもともとフィクソの選手です。片方のセットではシンビーニャを生かして3−1で、もう片方のセットは4−0を強調していきたいと思います。得点力不足の部分を全体でカバーしていかないといけない。ただし、まだ1位ですし、今日は敗れましたが焦る必要はありません。得点力が欠けるところを全員でカバーして、練習からゴールへの意識を高めて、彼らが戻ってくるまでカバーするという考え方です。今日の試合をスカウティングしてもシュートは打てていましたし、逆に相手GKのメリットがあったゲームでした。府中に取ってクロモト選手の加入は大きな補強だったと思います。こういう形で負けたことで、みんなで変えていくきっかけになったと思いますし、そこはみんな意識していると思うので、しっかりとやっていけば結果は付いてきて、この敗戦を取り返せると思います。

――この試合でもそうでしたし、これまでもそういう傾向はありましたが、少数で戦っていくことについてどう考えていますか? この試合では前半に出場した田村研人選手が、一度交替して以降、出ることがありませんでした。

今日は緊迫したゲームでしたし、点を取って勝ちにいかないといけないゲームでした。特に、点を取りにいかないといけないゲームは、ベースとなる選手はより使える選手になります。ケント(田村)やキヨト(八木)がそういう場面では使えないということではなく、彼らはまだ若いので経験を積まないといけません。それに成長していますし、この先も使おうと思っています。ただし、田村はより守備的な選手なので、今日は先制されてより攻撃をしないといけない状況だったので、そこからはキヨトと代えました。戦術的な理由でスイッチした。名古屋は結果も残さないといけないので、状況によってより長く試合に出る選手が出てきますが、できるだけチャンスを作って、選手を育てていきたいと思います。

<関連リンク>
府中アスレティックFCvs名古屋オーシャンズ(Fリーグ公式サイト)

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