2015.08.11 Tue

Written by EDGE編集部

海外

【AFCフットサルクラブ選手権】名古屋の連覇の希望を打ち砕いた、“40歳の伝説のストライカー”シャムサイー

伝説のストライカー、再び

 準々決勝の相手は、予選2試合で17ゴールを挙げた開催国イランのタシサット・ダリアエイ。その中心にいるのがピヴォのバヒド・シャムサイーだ。日本の宿敵として何度も立ちはだかってきた、アジア史上最高のストライカーの得点力は、40歳になった今もなお健在だった。

 だが、予選2試合に比べ、コンディションが回復した名古屋は、イラン王者に対して高い位置からプレスをかけていった。早くも実ったのが前半1分。森岡のパスカットから酒井が左足を振り抜くと、これがコースが変わって決まった。しかし6分、名古屋選手の寄せが一瞬甘くなったところをシャムサイーが見逃さずにゴール。前半はこのまま1−1で折り返した。

 後半の立ち上がり1分、名古屋はキックインからシュートを決められ1−2とされてしまう。それでも後半13分、森岡が相手のミスを突いて同点とする。だが、次の1点を決めたのは、タシサットのほうだった。シャムサイーがゴール前で相手を背負ってからの反転シュートで、ゴールネットを揺らした。その後、名古屋はパワープレーを行ったが、パワープレー返しで2点差に。終了間際に森岡がこの日2点目を決めたものの及ばなかった。

 ビクトル・アコスタ監督は「非常にタフなゲームだった。決勝戦とっても過言ではないくらい、両チームとも激しいプレーをしたと思う。この試合の勝者は、どちらに転んでもおかしくなかった」と激戦を振り返った。(名古屋オーシャンズ公式HPより

 決勝戦は名古屋に勝利したタシサットと、クウェートのカディシアのカードになった。予選リーグで当たったときは、タシサットが9−2で圧勝したが、決勝では一転して接戦に。最終的にはタシサットが5−4で勝利して初優勝を飾った。イランのクラブの優勝は2012年大会以来のことだった。

 大会MVPと得点王(10点)に輝いたのはタシサットのシャムサイー。40歳となって、髪には白いものが目立ってきたが、この男の得点力は全く衰えていなかった。もはや、そのプレーぶりは伝説の領域といっていいだろう。

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