2020.09.26 Sat

Written by EDGE編集部

コラム

【大学フットサル名鑑】 Vol.19 大阪成蹊大学フットサル部

編集部:こんにちは。本日はよろしくお願いいたします。まずは自己紹介からお願いします。

佐 藤:大阪成蹊大学フットサル部監督の佐藤亮です。2020年4月よ より本学へ赴任して監督を務めています。大学フットサルには物凄く高いポテンシャルがあると思うので、自分の経験を十分に伝えながら、次世代の育成に携わっていけたらと思っています。

山 本:大阪成蹊大学でキャプテンをやらせていただいている、山本航平(4回生)です。

編集部:フットサルとの出会いを教えてもらえますか?

山 本:フットサルは中学の頃も軽く触れていて、やってみたら純粋に面白くて、サッカーもやっていたのですが、高校2年生の時に本格的に始めました。最初にフットサルの指導をしてもらったのが高橋健介さんで、3年生の時には全国に出てベスト8までいきました。

編集部:フットサルの面白さをどこに感じましたか?

山 本:サッカーと違ってコートが狭く、展開が早いので、ボールが回ってくる回数も多く、ドリブラーと言うわけではないのですが、ボールにたくさん触れるところに面白さを感じました。

山本選手

編集部:チームの体制を教えてもらえますか?

山 本:副キャプテンが2人(4年生)、各学年の代表者が1人ずつ、リーグの担当者、審判の担当者が全部で9人ぐらいいて、このメンバーが幹部になります。それ以外に監督、トレーナー、マネージャーがいます。

編集部:部員数は何人ぐらいですか?

山 本:プレイヤーが33名とマネージャーが4名の37名です。

佐 藤:(インタビュー6月時点)1年生は自主練に参加しています。以前もZOOMを使ってグループトレーニングをやっていたのですが、そこにも1年生は参加をしてくれていますね。

編集部:体験をしていなくても、参加してくれるのはすごいですね。

佐 藤:他の大学はわからないのですが、本学では推薦制度を利用して入学する学生が多いです。

編集部:推薦はセレクションで選ぶのですか、それともスカウティングをして選ぶのでしょうか?

佐 藤:スカウティングで声をかけさせてもらうこともありますし、 練習参加希望があれば実際に練習に参加してもらう中で、選手を見る機会があります。今年は大会が中止になってしまったのですが、 例年ですと各都道府県予選から全国大会まで視察に行くと聞いています。前任の柴沼真先生がここまでフットサル部の立ち上げから強豪と言われるまでのチームを作り上げました。推薦以外の一般の入部は各学年1人、2 人ぐらいになります。

編集部:チーム活動を教えてください。

山 本:月、火、木の18:00-21:00が練習で土、日に試合が入ります。場所は学校の施設でトレーニングをしています。

編集部:年間のスケジュール、参加リーグ等を教えてもらえますか?

山 本:関西学生リーグ1部、大阪府社会人リーグ1部、インカレ、全日関西学生選手権に参加しています。

編集部:人数が多いと思いますが、チーム体制はどのようになっていますか?

山 本:今までは1チーム体制でしたので、特に分けずに同じ時間に全員で練習をしていました。

佐 藤:今年に関しては2チームに分けていこうと思っていて、今年からサテライトリーグが始まるようなので、そちらのリーグにもを参加予定です。

編集部:合宿などでどこかにいきますか?

山 本:去年まではインカレ前に合宿に行って、Fリーグのチームと試合をやっていました。

佐 藤:予算的なところとか、学生の負担も考えないといけないですが、合宿というより遠征を取り入れていきたいと思っています。遠征では、様々なカテゴリーのチームと試合をする機会を作りたいと考えています。ただ今はコロナの影響で読めないのですが。

編集部:今年はどのようなフットサルをしようとお考えですか?

佐 藤:オーソドックスというか、大学卒業後にどのチームに行っても対応できるように全体的に戦術を網羅したような内容のプレーモデルを基にチーム作りをしたいと思っています。去年の試合も数試合見たのですが、やはり個に関しては良いものがすごくある中で、支配してボールを持ったときに相手に引かれてしまうとなかなか崩せない場面などが多かったので、そこに戦術を入れてどの相手にも勝てるようにしたいというのがひとつ。また表面的な部分ですと、誰かに頼るのではなく、均等に総合力をあげていきたいです。

編集部:セット数は、2セットを予定していますか?

佐 藤:イメージとしては3セットで行く予定です、あくまでもまだイメージですが。出場時間に関しても決まったメンバーが多くならないように、セットで均等になるようにしながら結果に拘りたいですね。セットの選び方は状況にもよりますが、基本的には同じプレーモデルの中で対戦相手によってチョイスを変えるイメージを持っています。

編集部:佐藤さんは海外での経験もありますが、実際スペインとの違いはどこに感じますか?

佐 藤:ある程度、知識や戦術が情報として流れてきて、基本的な動きのベースになるものが、日本フットサル全体に浸透してきてはいると思うのですが、スペイン人の方が、無意識に習慣として感覚で動ける分1歩早く動けるというのをすごく感じます。あとは、単純にプレー強度が違うかなと思います。

編集部:そこは一言で言ってしまうと文化や歴史も影響しているでしょうね。大学年代の監督は初めてですか?

佐 藤:2年前にコーチとして現場に携わっていましたが、監督は初めてです。

編集部:シュライカーなどでやってこられて、大学フットサルをやってみてどのように感じましたか?

佐 藤:ポテンシャルで言うと、Fクラブにすぐ入れる才能のある選手が多くいると思います。あとはプレー強度、戦術など慣れの部分もありますがそれを経験して、そのレベルを基準に持って取り組んでいけたらもっとレベルアップできるのではないかと思います。

編集部:山本くんは合宿でFリーグのチームと試合をしてみてどう感じましたか?

山 本:チームとしてはボロ負けでしたが、個人的な部分では全くできないことはないと思いました。通用する部分があったという事で、個人的には試合をやって自信がつきましたね。

編集部:どんな部分が通用しましたか?

山 本:僕はプレースタイル的に足も早くないですし、背も大きくなく、体も強いわけではないですが、先に考える力、予測する力を今まで鍛えてきたので、先を読む、ボールを失わないという部分で通用すると感じました。今の成蹊の選手は個が強いので僕以外にも手応えを感じた選手は多いと思います。

編集部:昨年個だったのをチームにすればさらに上に上がっていきそうですね。佐藤さんはどのような経緯で大阪成蹊の監督になったのでしょうか?

佐 藤:前任の柴沼先生が声をかけてくださいました。

編集部:佐藤さんから見て、大学フットサルが伸びるためには何が必要だと思いますか?

佐 藤:環境面ですと、特に関西ではリーグが定着してきているのでこれが全国的に拡がって、試合の環境が整うことが必要だと思います。あとは、まだ練習メニューがわからないなどの質問をもらう事がまだあるので、指導者が入ることによってレベルアップのチャンスがまだあると思いますね。

編集部:パワープレーが少なく、ほとんど前プレが多いのが大学フットサルの特徴に思えますがどう思いますか?

山 本:その通りだと思います。前プレが普通なので社会人リーグで、引かれた時に弱い、というのはそういったところもあると思います。パワープレーをするチームもなかなかいないですね。大阪成蹊に限った話ですが、今までの戦術的に、ゴールキーパーにパスを戻して、キーパーがドリブルで上がったり、シュートをしたりする事が多かったので、パワープレーを必要としていなかったというのもあります。

編集部:昨年は何人大阪成蹊からFに行きましたか?

山 本:3人です。それ以外は社会人でもやらずに、フットサルをやめていると思います。

編集部:No.1プレーヤーは誰ですか?(プレースタイルなぜ頼れる?)

山 本:4回生 No.14 中井駿斗です。今までの試合で、ここ一番で彼が点を決めて勝った試合が何試合もあります。彼は誰よりもゴールに貪欲で、ドリブルがキレキレですね。相手からしても直接ゴールを狙うドリブルで嫌だと思います。ピッチ外では後輩とかにふざけて絡みにいくタイプです。

編集部:将来チームを背負っていってくれる選手は?

山 本:2人いるのですが、まずは3回生No.26の久保田翼(FIXO)です。彼も1回生の時から試合に出ている選手で、声で引っ張るよりもプレーで引っ張るような選手です。体も大きくて、守備に関しては彼が一番うまいと思います。彼とは一緒にいる事が多いのですが、中々フットサルの話をした事がないので、普段からもっとフットサルの話ができたら良いなと思っています。あとは、調子が良くない時などプレー中に顔に出るので、メンタル面が強化できればと思っています。
もう一人がNo.10の橋本澪良(2年生 FIXO)です。No1プレイヤーの質問で中居か迷ったくらいです。昨年度の関西学生リーグで1番点をとった選手で、ここ1番の試合で毎回点をとってくれます。シュートが魅力で全国でもトップレベルだと思います。U20に選ばれていました。彼には現状で満足して欲しく無いですね。自分の力を把握していると思うので、周りの力を引き出しつつ、勝つことを考えられるともっとすごくなると思います。

編集部:チームを表す言葉、目標をお願いします。

山 本:この場を借りて伝えたいのですが、練習が1日から自主練という形で始まりました。ただこの先の状況がわからない状態で練習もやっていかないといけないですし、目標にしていたインカレもなくなってしまいました。それでもチームのために考えて、支えてくれている4年生には感謝しています。これからもみんなで一緒に戦っていきたいですね。年間の目標としては、リーグが始まれば全部取って行きたいです。

佐 藤:監督としては所属しているリーグの優勝ですね。社会人リーグも上のカテゴリーに上がることを目標にしていきたいです。

編集部:今日はありがとうございました。今年は、特に大変ですが選手たちに経験を伝え、フットサルをさらに盛り上げていきましょう!

[編集後記]とても面白い時間だった。監督のこれまでの経験にもとても興味が湧いた上に、その経験を元に選手たちがどのような変化をしていくのか、とても楽しみなチームだった。

◀︎前の記事 トップ ▶︎次の記事