2018.06.06 Wed
Written by EDGE編集部
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【女子Fリーグ】開幕戦で5ゴールのさいたまサイコロ。「どんな試合でもサイコロらしい攻撃をしようと」(小野監督)

写真:本田好伸
エスポラーダ北海道イルネーヴェとの開幕戦を5-1で勝利したさいたまサイコロ。新戦力も増え、チーム内での競争が激しく良い準備ができた。(堀田えり子)それでも試合ではまだまだ決めるべきところで決め切れなかったとしっかりと自分たちの課題を見据え、試合を振り返った。
(取材・文 舞野隼大)
試合中にスカウティングをして修正した
小野直樹監督(さいたまサイコロ)
開幕戦ということと、初めてやるピッチで自分たちがどれだけ(実力を)出せるのかなというところが不安材料でした。(昨シーズンから)1年間空いていたので、北海道さんのスカウティングもうまくできていなくて、そういう意味で相手のディフェンスやオフェンスをスカウティングしながらになるよと選手に伝えていました。ただどんな試合でもサイコロらしい、攻守に渡ってアグレッシブな、テンポの良い攻撃をしながら勝ちを目指そうと。
前半からテンポはすごく良かったと思います。ただなかなか決めるべきところを決めきれない、先に失点していたらどうなるかわからないゲームでした。後半は、前半に自分たちのミスで相手にチャンスを与えてバタバタしていたので、カウンターとセットプレーを特に修正しようと伝え、そこは修正できたと思います。難しい開幕戦でしたが、しっかり良いスタートが切れたと思います。
--昨年の北海道との違いは?
一番大きな違いは、ディフェンスのファーストラインです。昨年ウチとやった時はハーフで引いてマンツーマンだったのですが、明らかにラインを上げてプレスをかけてきました。1対1の個の部分で競り負ける部分があったので、選手にはすぐに注意をしました。
堀田えり子(さいたまサイコロ)
開幕戦ということで、簡単な試合は1試合もないですけど、今シーズンは人数も多くなってチーム内で競争して、準備して、すごく良い準備ができたなと思います。試合は先制点を取れたので良かったです。しかしまだまだ決めるべきところで決め切れなかったところが自分たちの課題です。もっとアグレッシブにできる部分があるので、開幕としてはすごく良いスタートが切れたと思っています。
――選手としては北海道について、どんなことを感じましたか。
球際が強く、個の身体の強さを感じました。こちらも当たり負けをする感覚はなかったので気持ちを入れてやらなければと思いました。
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さいたまサイコロ 5-1 エスポラーダ北海道イルネーヴェ