2018.03.23 Fri

Written by EDGE編集部

Fリーグ

すみだバッファローズからトップ昇格を果たした清水誠也。弟・清水和也の背中を追いかけた兄が積み重ねた6年間。

写真:本田好伸

今シーズンの全日本フットサル選手権で東京都大会、関東大会、本大会1次ラウンドで格上のチームを次々倒し、大会をベスト8で終えるジャイアントキリングを達成したフウガドールすみだバッファローズ。大躍進の中心にいたのがキャプテンの清水誠也。日本代表のエースになった清水和也を弟に持つ男は、バッファローズでの6年間、地道な努力を重ねてトップチームへ這い上がってきた。
(文 舞野隼大)

全日本選手権で浜松からハットトリック

 フウガドールすみだは19日、清水誠也の来シーズンからのトップチーム昇格を発表。2013年に下部組織・バッファローズに加入してから実に6年目のことだった。誠也から遅れること1年、2014年には弟の清水和也もバッファローズに入団した。

 先に頭角を現したのは弟の和也の方だった。

 高校生ながらFリーグデビューを果たした和也はリーグベスト5、新人賞受賞、日本代表デビュー、クラブ史上初のプロ契約と、若くして日本のトップレベルへと昇りつめていった。その一方で誠也は加入から5年間のほとんどを下部組織・バッファローズで過ごした。

 そんな中、今シーズン途中、リーグと並行して行われた日本代表活動に同じポジションの和也が帯同していたこともあり、自身にチャンスが訪れた。リーグ第17節・ペスカドーラ町田戦で誠也は特別指定選手としてトップチームデビューを果たすと、デビュー戦で初ゴール。第19節・ヴォスクオーレ仙台戦ではチームに復帰した和也と同じピッチに立ち、兄弟での共演も実現した。

 さらには、第23回全日本フットサル選手権大会にバッファローズのキャプテンとして臨み、誠也は大会でチームのジャイアントキリングに大きく貢献したのだった。バッファローズは東京都リーグ所属のチームのため、本大会に出場するためにはまず東京都大会を制し、さらにその上の関東大会で3位以内に入らなければならない。

 厳しい戦いを制したバッファローズは、関東リーグ勢を抑え、関東大会で3位になり、本大会へと駒を進めた。本大会1次ラウンドではバサジィ大分、アグレミーナ浜松といったFリーグのチームに勝利。Fリーグ以外のチームでは唯一となる決勝トーナメント進出を果たし、フットサル界を大きく驚かせた。誠也は浜松戦でハットトリックを達成し、ジャイアントキリングの立役者となった。

 誠也のポジションはピヴォ。トップチームには弟の和也をはじめ、岡村康平、大薗諒、ボラといったFリーグでも屈指の選手がしのぎを削っている。ハイレベルな競争をどうやって勝ち抜くのか。誠也の戦いはこれからが本番だ。

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