2017.11.07 Tue

Written by EDGE編集部

インタビュー

3連勝で本大会出場の“ノルマ”を達成。「本大会では日本が本来あるべき場所に帰る」(ブルーノ・ガルシア監督)

写真:北健一郎

タイ・バンコクで行われたAFCフットサル選手権2018の東地区予選で、日本はチャイニーズ・タイペイとの第3戦を8-1で制して3連勝。グループAで1位となって、来年2月に行われる本大会の出場権を獲得した。3チームの中で最も実力が上と見られたチャイニーズ・タイペイに対して、攻守に高い強度を保ち続ける「自分たちのやりたいスタイル」(ブルーノ・ガルシア監督)を見せつけての、会心の勝利となった。
(取材・文 北健一郎/futsalEDGE編集長)

日本にいる仲間にこの勝利を捧げたい

ブルーノ・ガルシア監督(日本代表)

--今の気持ちは?

幸せな気持ちです。メインターゲットが突破することだったので、はっきりした形で達成できて非常に満足しています。私が就任してからの1年間、さほどトレーニングの回数は多くありませんでしたが、自分たちのやりたいスタイルを示して、メッセージを送ることができた。喜んでもらえるようなゲームができたことがうれしい。

--これまでの対戦相手(モンゴル、マカオ)に比べて、チャイニーズ・タイペイはボールを支配したいという考えがあったはずだが、今日は防戦一方だった。チャイニーズ・タイペイについての印象を聞かせてほしい。

今日のような強度のゲームができれば、相手がチャイニーズ・タイペイでなかったとしても苦しむと思います。攻撃でも守備でもあらゆる局面で日本が支配していたと思うし、どんな相手だとしても良いゲームができる内容だったと感じています。

チャイニーズ・タイペイには応援の気持ちを込めてエネルギーを送りたいです。来年の(AFCフットサル選手権の)開催地になるということで、国としても変わろうとしている。そういう瀬戸際に来ているのではないでしょうか。こういうゲームをしながら、強化を図っていく、成長していくことが必要だと思っています。

--清水和也と星翔太のパフォーマンスが際立っていたように感じたが?

14人全員のパフォーマンスに満足しています。点を取る選手というのは、ある試合で点を取れることもあれば、次の試合では取れないこともある。確かに、清水はここのところ連戦で点を取り続けてくれているということで良いパフォーマンスをしているのは間違いない。今日の星の3点も素晴らしかったと思うが、ゲームの中でのパフォーマンスは全体が評価されるべきゲームだったと思います。

--3セットでの戦い方を本大会で行うのか?それとも2セットで行くのか?

セット回しはその時の状況を広く分析して、最適なものを採用するという考え方で行なっています。今回は3試合の3連戦、リーグ戦の途中ということも考慮しながら、最適なやり方として短い時間の出場時間をコントロールしながらぐるぐると回して強度を落とさないようにして、それがうまくいきました。2月の本番に関しては国内リーグが終盤に向かっていって、クライマックス(プレーオフ)から10日あまりで本番が始まるという日程です。どういう戦い方をするのが一番良いかを考えて決めたいと思っています。

Fリーグでは、選手たちは自分のクラブでもっと長い時間をプレーしていますが、私の思考するスタイルを実現するためには、長くて2分、2分半ぐらいでのローテーションしていくというイメージを持っています。それを3セットにして今回のようにやるのか。もう少し違う組み合わせの中でやるのか、これから考えていきたい。

--来年2月の本大会での目標はどこに設定しているのか?

日本代表が本来あるべき場所に帰る。そこに立ち返ることができることに持っていきたい。そこに戻りたいと考えています。すなわち、表彰台には絶対に乗りたい。新しいプロジェクトの中でいろいろな成長を図りながら進んできていますが、代表として試合に出る以上は勝つことが使命ですし、第一の目標になる。表彰台に立てるような勝利を重ねられたらと思っています。

もしも質問がなければ……、私は、いつも勝ったゲームの後に勝利を捧げるという考え方をしています。ここに来ていない、14人に入ることはできなかったけど、一緒に力を合わせてやってきた仲間が日本にいます。今日の勝利は彼らに捧げたいと思います。本大会で14人に入るチャンスがあるので、またぜひ一緒にやって力を見せて、さらに日本代表を強くしてもらいたいと思います。

◀︎前の記事 トップ ▶︎次の記事