2016.09.12 Mon

Written by EDGE編集部

Fリーグ

ブラジル人新GKフィウーザの活躍も実らず。決定力不足に泣いた湘南が、町田との“境川決戦”で惜敗

写真:本田好伸

今シーズン、満を持して獲得したブラジル人GKマルコスが、一身上の都合で退団。GK獲得の急務に際してクラブは、ブラジルでトップコンディションで戦うGKフィウーザを新たに加えて、町田との“境川決戦”に臨んだ。そのフィウーザの好セーブにも救われる形で前半からリードを維持していたものの、17分に同点とされると、後半途中にFKから失点。若手が躍動するなかで何度もチャンスを作ったもののゴールが遠く、かねてからの課題「決定力不足」に泣く形で、1-2で“ホーム”で敗戦を喫した。
(文・本田好伸)

4つの決定機を生かせなかった

横澤直樹監督(湘南ベルマーレ)

——今日の試合を振り返って。

小田原セントラルということで、ホームの状態でこの試合を迎えられたのですが、その雰囲気のなかで、皆さんが応援してくれるなかで、しっかり勝利したかったのですが、残念なことに1点差で負けてしまいました。でも、応援する声は、選手にしっかりと届いていましたし、選手の力になりました。試合は、まず今日はデビュー戦になったGKフィウーザは、クラブの尽力のおかげで素晴らしい選手を獲得できました。その甲斐もあって、2点に抑えられたのかなと。1つはオウンゴールでしたが、それについてはなかなか反応できないので仕方がない。FKについては、マークが付けなかったところに問題がありました。攻撃に関して、うちは今、39本のシュートを打ち、決定機が4つあり、そこを生かし切れないのがいつもの課題です。ただ今日の試合は、うちの選手は頑張って戦っていたと思いますし、それ以上に相手の力が上回っていました。一人ひとりのポテンシャルに関して、レベルを上げる必要がありますし、まだまだ上がると思いますので、次の試合に向けて、トレーニングしていきたいと思います。

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——相手が先に5ファウルになりながらも、湘南も5ファウルになってしまいました。その辺でどんなプランを考えていましたか?

うちにはスピードがある選手が多いので、スペースへのドリブルを意識させました。そこで取りにこなければゴールに直結しますし、取りにくれば、ギリギリのところでファウルもできるという単純なところも狙いつつ、それと同時に、守備面で前半からファウルが多かったので、後半はファウルを減らそうと、プレスの掛け方などを考えた。ただ相手が5ファウルになって心理的に優位になったことで、こちらも5ファウルにしてしまい、うちが追い込まれる状態を作ってしまいました。そのときにも、決定機はあったので、そこを生かし切れるかどうかが強いチームなのかなと。相手は生かせて、うちは生かせなかったことが、勝負を分けたのかなと思います。

——フィウーザは立ち上がりも集中し、良いセーブもありました。彼への評価は?

とても素晴らしい選手です。ブラジルのトップリーグで今シーズンもプレーしていたので、ゲームコントロールやセービング、それと一番効果的だったのが、相手の攻撃を予測する力が目立ちました。予測に関しては経験なので、相手が何を狙っているのか、マークの全員のポジションをしっかりと把握できていて、ボールホルダーをよく見て、次にどこに展開されるのかの予測が早い。まさに、ブラジルのトップリーグのゴレイロだと感じています。

——今シーズン獲得していたマルコスが(一度帰国し)日本に戻ってこないと。そこから切り替えて新しいゴレイロを獲得した経緯は?

経緯はクラブのことなので話すことはできないですが、マルコスが一身上の都合で来られなくなったので、新しくゴレイロを探したところ、フィウーザ選手が移籍を考えていたところだったので、タイミングが合って獲得できました。

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浦上浩生コメント

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