2016.06.22 Wed

Written by EDGE編集部

Fリーグ

仙台・ホセ監督がクラブ内のゴタゴタを吐露。「先週の金曜日まで、契約選手や選手リストがそろわない状況だった」

写真:本田好伸

平均年齢約25歳という若手主体でかつ少数精鋭の戦いとなった仙台。引いて守ってカウンターという“弱者の戦い”に徹し、1-2で迎えた28分に同点に追い付くなど、気を吐いたが、最後は「経験不足と大分には質が高い選手が多かった」(ホセ・フェルナンデス監督)ことで最後は2-5と引き離された。これまで育成に重きを置いたチームづくりを主張してきたホセ監督だが、試合後の会見では、クラブの経営や環境面に言及するなど、やや後ろ向きな発言が目立った。
(文・本田好伸)

資金力や経営力は大分や名古屋とは違う

ホセ・フェルナンデス監督(ヴォスクオーレ仙台)

——今日の試合を振り返って。

後半残り6分まで2-2の同点でしたし、残り10分くらいまでは良い展開で試合を戦えていましたが、チームとしての経験不足の面と、大分には質の高い選手が多かったことで、そうした差が出たのかなと思います。

——引いて守る戦い方は相手によって変えるのでしょうか。それとも継続してやっていくのでしょうか?

オフシーズンでクラブにはいろいろな変革があり、先週の金曜日まで、契約選手や選手リストがそろわない状況でした。一度は退団した選手が戻ってきたりもしましたし、そうしたクラブの状況がありました。つまり、すべてを変えないといけないという難しい状況でした。選手はまだ若いですから、毎週、毎週、少しずつ修正をして、戦術を学んでいきながら、将来は日本代表に入っていく選手がいれば良いと思っています。カウンターを続けるのかどうかということでは、それは対戦相手で変えることはなく、自分たちのチームの状況次第です。毎週の状況を見ながら変えていきます。ヴォスクオーレの資金力や経営力は大分や名古屋とは違いますから、それを踏まえて技術や戦術を毎週教えていきます。

——昨シーズンの途中から指揮を執り、育成に力をいれ、そこに時間を費やしていくと話していましたが、今年は改めてどういう目標で臨まれていますか?

去年は育成に力を入れると話しましたが、私が気にしているのはセカンドチームではなく、トップチームのことです。今年はクラブの変革がありました。今年の目的は、キックオフかファレンスも話した通りですが、他のチームはプレーオフ進出というなかで、ヴォスクオーレは資金面などを考えても、プレーオフは難しいと言わざるを得ません。ですから、昨年、一昨年の成績よりも上回ることが目的となります。気持ちとしてはもちろん、プレーオフを目指すと言いたいのですが、それでは嘘になってしまいます。オフシーズンで、名古屋から3人の選手と契約しましたが、そのうちの2人はサテライトの選手、1人はそこまでプレー時間のなかったGKです。それと、仙台大学、聖和学園出身の2人を合わせて、5選手と新たに契約しました。ですから、若い選手を育成していくことを目指していますし、重要なのは彼らが成長していくことです。私自身、今日の対戦相手の仁部屋(和弘)選手やディドゥダ選手といった選手と一緒にやれたらいいんですけどね(苦笑)。

<次ページ>
狩野新コメント

1 2

◀︎前の記事 トップ ▶︎次の記事