2016.01.29 Fri

Written by EDGE編集部

インタビュー

次のステージへの序章。違いを見せられなかった吉川智貴の「普通にプレーしてしまった」という言葉の真意とは?

写真:本田好伸

今シーズンから戦いの場をスペインに移した吉川智貴が日本に凱旋。世界最高峰の舞台で培った技術や知識を代表チームのプレーでも体現しようとしている。どちらかと言えば、「効いている選手」、「欠かせない選手」と評価されるイメージで、派手さよりも、すべてをそつなくこなす“オールA”のスタイルに磨きが掛かっている。バランスを重視する反面、やや積極性を欠く嫌いがあるものの、落ち着き払ったプレーからは次のステージへ移行中だということを感じさせられる。
(文・本田好伸)

すべてのレベルが上がれば理想に近付ける

吉川智貴(マグナ・グルペア)

――スペインから帰国し、再び日本でプレーしてみて何か感覚の違いはあるか。

なかなか難しいところですね(笑)。

――では、久しぶりの日本国内でのプレーは楽しかったですか?

そうですね、こうして日本代表で日本でプレーできて、非常に嬉しいことですし楽しかったです。

――名古屋でも風格が出てきていたが、さらにどっしりとした印象を受けた。

どこが変わったのかというと難しいのですが、見ていてもらっている方のほうがそれは分かるかもしれないですね。スペインは日本とはスピードが全然違います。走るスピードもそうですが、守備も攻撃の判断もそう。すべてにおいて格段に早いので、そういう面では日本にいる頃よりも少しは上がっているのかなと感じています。

――ギアが上がっている分、より今は落ち着いてプレーできている。

今日は、試合をしていてもゲームの展開の早さはあまり感じなかったので、落ち着いてプレーできていたのかなと思います。

――個人としてずば抜けて何かがすごくなったというよりも、全体的に上がっている。

それはスペインでやっている影響だと思います。自分のプレースタイルを含めて考えても、どこかが急に良くなることはないと思うのですべてにおいてレベルが上がれば僕の理想に近付けるのかなと感じています。

――今日のパフォーマンスはどうだったのか。

普通ですかね。別に良くはなかったが、悪くもなかった。“普通にプレーしてしまった”かなと。もう少し、攻撃面でアグレッシブにいっても良かったと思いますが、バランスを見ながらのプレーもすごく多かった。久しぶりということもありましたが、もうちょっとそこは試合を重ねるごとに良くなっていければと。セットの関係とかもあるので難しさはありますが、もう少しアグレッシブに。あと今日はシュートを決められる決定的な場面が何本かあったので、あれを決めないといけないなと。次、頑張ります。

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