2016.01.29 Fri

Written by EDGE編集部

インタビュー

スーパーな2ゴールで勝利を呼び込んだ森岡。「今の代表チームであれば、また決勝でイランに勝つ自信がある」

写真:本田好伸

決勝弾を含む2ゴールで、森岡薫が日本に勝利をもたらした。1-1で迎えた24分にキックインから中央で受けると、右にターンして左隅にシュートを流し込んだ。さらに32分、右サイドで縦パスを受けると角度のきつい位置で反転しながら右足を一閃。「あの位置にあの強さでボールを打ち込まれて止められる選手はいない」(ミゲル・ロドリゴ監督)という、ニア上に突き刺さる圧巻のゴールで会場を沸かせた。今季限りで名古屋からの退団が発表されその去就にも注目が集まるが、改めて国内最高峰の選手だということをそのプレーで示した。
(文・本田好伸)

相手の力を利用して振り向いた瞬間に打つ

森岡薫(名古屋オーシャンズ)

――早い時間で失点したが、ゴールへのイメージを持っていた。

イメージというよりかは、取り返さなきゃなという感じです。最初の段階ではなかなかボールが入ってきませんでしたが、前を向くよりも自分が得意とする背負った形のほうが得点しやすいかなと思っていて、そこに味方が出してくれたので決めやすかったですね。

――「取り返さなきゃ」というのはミスからの失点だったから。

そうです。僕がボールを取られて失点してしまい、立ち上がりはあまり良くなかったので。

――2ゴールを振り返ると。

気持ち良かったです。まずは自分が失点に絡んで申し訳ないと思っていたので、そこで2ゴールして勝利したのは大きいですね。

――ミゲル監督が、森岡選手のことを世界で5本か3本の指に入る選手だと言っていた。ゴールが見える瞬間はあるのか。

振り向いた瞬間は打てるなということはありますね。今日は相手もがっつり体を寄せてきたので、その力を利用して振り向いた瞬間に打つような感じです。あんまりボールを持ちすぎてしまうと、GKにタイミングを合わせられてしまうので、できるだけ(素早く)振り抜くようにしています。

――世界4位のチームに逆転勝ちを収めた。

素直に嬉しいです。こういう勝利は代表にとってプラスですし、勝つことに慣れていかないといけないと思うので。日本のランキングは10位なので、その順位にふさわしい試合をしていかないといけないので、今日のような試合は自信につながります。相手の体調が良くても悪くてもまずは勝つことが大切なので、それに関しては良かったです。

──2戦目に向けて。

ここで勝つことは僕らの目標でした。ずっと代々木では勝てていなかったので。大阪では相手も体調も良くなってくると思うのでこちらも合わせていきたいです。

――チームの成熟度はどうか。

ベテランと若手がうまく合ってきていると思います。今日は若手の室田なども仕掛けていましたし、後ろには酒井などのちゃんとしたディフェンスがいるので若手も好きなようにできる。遠慮せずにやることが一番なので、それに関しては、練習からでも先輩、後輩という意識はないですね。練習が終わればそういうのは多少ありますけど(笑)。ピッチ内は堂々とプレーすることが若手の自信にもつながりますし、僕らもそれをバックアップしないといけないのでそういう意味では充実しています。

――アジア選手権でのライバルは。

イランしかないです。前回大会で決勝では勝っていますけど、PKでしたし、内容的にはきれいな勝ち方ではありませんでした。今の代表チームであれば、また決勝で当たっても勝つ自信はあります。

◀︎前の記事 トップ ▶︎次の記事