2016.01.27 Wed

Written by EDGE編集部

インタビュー

コロンビア代表を3−2で撃破した日本代表。ミゲル・ロドリゴ監督「森岡薫の2点はスーパーゴール」

森岡薫は世界でも3本の指に入る

HND_3717

――ゲームプランはどうだったのか。

コロンビアは攻撃面で個々の高いタレントがあることは分かっていました。1対1の状況で優位な状況を作ってピヴォを使った展開をしてきます。そこへの最初の対抗策としての大きなポイントはプレッシングです。相手が仕掛けよう、仕掛けそうになっている選手へのプレスを、ボールを受けた瞬間に、相手が「まずはこのボールを守らないといけない」という感覚にさせることです。

試合前の段階で、フィジカル的に考えてもすべての時間帯でずっとプレスできるとは思っていなかったので、次の対策としては逆サイドのカバーリングです。これを抜かりなく、きちんと反応していこうと。そして実際にはそれを完璧に、ブロックとして動くことができたと思います。

3つ目のポイントは、相手の得意な1対1からピヴォに入った時の対策として、みんながマンツーで対応して、その後のフリーランニングしている選手に確実についていくこと。慌ててピヴォのボールを見るのではなく、それぞれ自分のマークを集中力を持って見ようと。それもうまくできていたからこそああいう結果になったと思います。

攻撃においては2点はっきりしています。相手は実質、マンツーマンで常に対応してきます。仁部屋のゴールにも表れていましたが、そういう相手に対しては、ボールを持っている味方に対して短い距離でたくさんサポートに現れるオフザボールの動きをたくさん入れ、相手が崩れたところで裏を突くということが狙いでした。そこで仁部屋は縦に入ってゴールを呼び込む状況を作りました。

もう1点は、うちのピヴォを使ったプレーです。ピヴォが使える、相手陣地にある程度押し込んだ時に、他の3人がスペースをうまく広げて作って、ピヴォと相手のディフェンスが勝負をできるように。今日であれば、森岡のターンからのシュートはそういう形から生まれました。彼に関して言えば、世界でも5本とか3本の指に入る能力を持っているのではないかなと思います。ヨーロッパの最高レベルのプレーヤーと遜色ないプレーができ、その力を見せています。できればあと15歳若かったらなと思います(笑)。

――フィジカルを上げることなど、事前にクラブに依頼していたことはあったか。

村岡フィジカルコーチからクラブに連絡をしてもらい、そのなかでそれぞれにこなしていってほしいメニュー、スケジュール、プランニングを伝えました。自分からはそこに協力への感謝を伝えました。プレーオフが終わった後の招集だったので、早い段階でプレーオフ出場権を逃した選手は調整が難しいと思いますが、そこにはクラブも理解をしてもらい、感謝を伝えました。

――AFCフットサル選手権までにさらに強化したいポイントはあるか。

今日のゲームを見ていると、内容的にはここを大きく磨かないといけないというのはないと思います。もし近くにサンタクロースがいてくれたら、「もう少しゴールを届けてください」と言いたいですが、ただもともと分かっていたことだとはいえ、2分から2分半でローテンションしているなかでもかなり疲労をしていましたが、かなり追い込んでいたので当然ですが、もっと長く出場して強度を落とさないようなコンディショニングができればと思っています。あとはいい形が作れていましたが、もう少し得点の精度を磨ければと思います。

――コロンビアのゴレイロが素晴らしかったが、それでも森岡のゴールが2本決まった。

2点はもうスーパーなゴールだったと思います。あの位置にあの強さでボールを打ち込めれば止められる選手ははいないと思います。あそこはしょうがないと思いますが、それ以外の1対1の場面でも、ラインのギリギリまで出て大きく面を作って触る、弾くというシーンがたくさんあったので、そういう意味でやるべきことは最大限にやれていたのではないかなと思います。あのゴールに関しては、「あれはちょっと止められないでしょう」という印象です。もしあの2点を防ぐことをされたらもう試合を放棄しちゃうと思います(笑)。

<関連記事>
世界4位の強さは見せられず……。「今日のパフォーマンスは最高ではない」(コロンビア代表フォンネグラ監督)

1 2

◀︎前の記事 トップ ▶︎次の記事