2015.05.23 Sat

Written by EDGE編集部

Fリーグ

【Fリーグ第4節】大阪・木暮賢一郎監督「今は我慢の時期。ここを乗り越えてこそ大きな喜びを得られる」

写真:本田好伸

1勝2分け1敗。昨シーズン、プレーオフでFinalラウンドに勝ち上がり、名古屋のライバルと目された大阪が苦しんでいる。だが、木暮賢一郎監督は「僕たちが目指しているのは目先の勝ち点3ではない」と、長いシーズンを見据えた“産みの苦しみ”を味わっていると冷静に分析した。

「勝ち点2を落とした」という気持ちも強い

木暮賢一郎監督(シュライカー大阪)

——今日の試合を振り返って。

フウガが前から速くプレッシャーが来ることは想定してトレーニングしてきた中で、前半多少苦しめられた中から失点してしまって、5分、10分は非常に苦しかった。ただ、40分間それを続けることは厳しいのは想定済みで、その後はリズムを取り返した。試合とはこういうもの。前を向いて、次の2連戦に備えたいなと思います。

——引き分けという結果は、勝ち点のとりこぼしか? それとも妥当な結果か?

先週、今週と1−1というスコアの中で、ラストのパワープレーで決めて2−1で終わるチャンスもあったと思うので、最後の局面を切り取れば、勝ち点3を撮ることは十分できたと思う。目指すところは最後にリーグの一番上に立っていること。勝ち点1と3では差があるので、「勝ち点2を落とした」という気持ちも強い。今シーズンは非常に短い準備期間の中で、目先の勝ち点3を全て奪いにいこうとおもえば、昨年のプレーオフのような戦い方をすれば近づいたかもしれない。あくまで、あの戦い方はプレーオフに向けてのもの。今シーズンの目標はそこではない。勝ち点3をとることを大事にしながら、より強いグループを作っていく必要がある。今は多少我慢の時間は続いている。昨年ああいう結果を出したことで選手もチームもハードルは高い。5位以内に入ってプレーオフを目指すところではない。当然プレッシャーもある。そういう中に身を置いている。こういう期間を乗り越えてこそ大きな喜びは得られる。我慢して、自分たちの目標に向かっていきたい。

——今日がデビュー戦だったアルトゥールの評価について。

まだ来て2週間ほどですし、ブラジルのリーグと日本のリーグのシーズンが違うので、4、5カ月公式戦から遠ざかっているところはある。まだブランクがある。それを埋めるのはどんな選手でも難しい。トレーニングの中から、非常にリーダーシップをとって、ゲームをコントロールしてくれている。パワープレーも経験はあるし、トレーニングはしっかりしている。今週、先週と1−1で残り何分からどういうゲーム展開にするのか。1−1で失敗したら1−2になるというリスクもある。ゲームの終わらせ方を考えたら、2人は経験もあるのし、シュート力もある。フィニッシュを持っている選手は相手からすれば嫌だと思うので、我慢強く回しながら、ワンチャンスをモノにして決めるというプランを描いている。1−2という最悪の結果にはなっていない。そういう意味で続けていきたい。そういうシチュエーションにならないように40分で勝ち切るところをやっていきたい。フィジカル的にも、日本のプレーリズムに合わせるための準備期間は必要になってくると思います。

——フウガには新しい選手が入って印象は変わった?

僕らもフウガも、昨シーズンからの上積みを意図してプレーしているなという印象はありました。昨年やっていない戦術を取り入れているところも多々あった。僕らも昨年と全く同じやり方をしていては進歩がないので、新しい試みをしている。短い準備期間の中で、まだ4試合という時点で完成度をすごく高くすることは難しい。ただ、質としては違うことをやろうとしている印象はある。これから手強さを見せていくのではないかなと。個々の能力は上がっているし、ボールを回せる時間も長くなっている。フウガに関してはトランジションの速さ、良い意味でフットサルのこれまでの戦術に縛られないスタイルの良さがあったが、今日は戦術的なところも多く見られたので、それが融合すると手強くなると思う。それぞれのチームにとって武器はあるので、僕自身もそういう思いでやっている。

——次節に向けて。

来週は2日間ホームで戦うことができます。最終的な目標に向かっての計画の中では、勝ち点2を落としている感覚もある。チームを強くすることと、現実的な数字のバランスは非常に大事になる。その後は名古屋とのホームの試合なので、勝ち点6をとらないと苦しくなるということを認識している。勝ち点6を目指して、まずは府中戦に臨みたいと思います。

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