2015.05.06 Wed
Written by EDGE編集部
▶コラム
試合中のシュートで心臓停止……九死に一生を得た関東リーガー
意識がない中でも聞こえた“みんな”の声
倒れて意識を戻す少し前に夢のようなものを見た気が感じがしました。夢の中では寝てる誰かがすごく呼ばれ起こされていて可哀想だなという感じで、でも次の瞬間、その誰かがパッと自分に入れ替わり意識が戻った感じです。戻った時mmのみんなが僕の名前を叫んでいる状況で意識が戻りました。
その時は何が起きたのかわかりませんでしたが、皆が叫んでくれていなかったら絶対にこっちに戻ってはこれていなかったなと思いました。
僕が意識をなくしてからmmのみんな、沢山の方が僕の名前を呼び続けてくれていたよ!と見ていた方に聞いた途端、涙が止まりませんでした。
もしそれがなかったらきっと意識を戻すことは出来なかったと思うし、本当に思い出すだけでみんなに救われたのだなと涙が出ます。
僕は本当に奇跡的に助かったと言われました。
青山さんがいて、審判の方に消防団の方がいて、その会場にいた他のチームの方に看護師の方がいて、なにからなにまで早く処置していただいたため生きていることが出来ています。
まさか自分がAEDを使われる日が来るなんて思っていなかったし、読んでいる方もそう思っていると思います。
今回自分がこうして生きていられるのも、皆さんの落ち着いた迅速な救助によるものです。本当にありがとうございます。
僕は今、僕と同じようなことが起きた人がいたら助けることは出来ません。
しかし早急に救急救護とAED講習を受けます。
もしこれを読んでいる方や会場にいた方が、僕の救助をみて同じことを感じていてくれていたらと願います。
そうすれば僕のような事が起きたとしても、みんなが落ち着いて対処でき奇跡が起こる確率が少しでも上がると思っています。
救急車で運ばれている時はしっかり意識があり、病院についてから心臓の検査などをやりまして、特に異常は見つからず、念のためそのまま入院し、次の日5月5日に最終検査も異常なしのための、13時頃食事制限や外出制限、薬の処方などもなく退院することが出来ました。
それは心肺蘇生が早く、脳に酸素が行き渡っていない時間がとても短かったからだそうです。
心肺停止後は時間が経つにつれ生存率は下がり、一命はとりとめても後遺症が残ったりという可能性があるなかで、僕は本当になにもなく元気に退院できました。
本当にありがとうございます。
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また、フットサルができます