2015.05.05 Tue

Written by EDGE編集部

Fリーグ

【闘将コラム】Fリーグは”フットサル”で魅了することはできたのか

Fリーグを良くするために

 下に一応準会員リーグがあるので、チーム数を減らし、降格制度を早く取り入れるなどの質の改善をした方がいいと思うのに、またチーム数を増やそうとしていると聞く。これ以上「安パイ」の試合が多くなるのはマイナスにしかならないように思う。

 ナオトさんのライブが終わった瞬間の状況(4000人から2500人、3000人から2000人に減った)は現状を表している。「ナオトさんのファンが、フットサルを観に来ていた」「ナオトさんをあれだけ近くで観れるなら、ちょっと前にフットサル?の試合を観て〇000円払うのは安い!」ということなんだと思う。

 みんな価値観は人それぞれだが、お金を払って魅せれる価値があるものを選んでいるし、望んでいるはず。

 でも、選手やチームに求めることが実は難しいこともわかっている。名古屋や数人の選手・監督以外のほとんどの選手やチームは資金が厳しく、アマチュアの状態だから。そこのバランスがうまくいっていない。そのバランスを整えるのが、協会や連盟。運営陣がこの状況をどのようにしたらいいのかを、意見を出し合い、「まとまって」やっていかないといけない。

 もう9年目のリーグ。選手やチームだけではなく、僕らOBなどのベテラン、メディア、サポーター、家族などなどずっと関わってきた人たちは「このままで大丈夫?」と感じている。口には出さない?出せない?かはわからないけど感じている。

 試合のレベルと運営がしっかりとマッチするように一つにならないといけない。

 ちょっと逸れるかもしれないが、来年2月にワールドカップ出場を賭けたアジア予選があるから、今年はオフが極端に短くて、このタイミングで開催と聞いた。やる試合数が変わらずに、日程が短い。プレーオフも不公平感が出る可能性の変らない方式のままで、降格もない。アジア予選のためにと言っているのに、怪我が多くなりそうなコンディションが心配な過密日程で、本当に魅せれるのかなと。

 ただ、改めてピッチに立って、選手にとってあの雰囲気は幸せだなと感じた。ゴールデンウィークなのに、たくさんの人がお金と時間を払ってプレーを見に来てくれて、全てが用意された状態でボールを蹴れる。

 こんなことは、なかなかないですよ。

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難波田治(なんばた・おさむ)
1977年5月22日生まれ。ファイルフォックスで4度の全日本選手権制覇を成し遂げる。2000年代前半には日本代表でも中心選手として活躍。Fリーグ開幕前に名古屋オーシャンズの前身チームの大洋薬品/BANFFに移籍し、その後、湘南ベルマーレ、府中アスレティックFCでプレー。現在は学校の教員として働きながら、フットサルチーム「闘魂」を結成し、東京都オープンリーグに参加している。(写真前列の右から2番目)

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