2015.05.01 Fri

Written by EDGE編集部

Fリーグ

湘南が示した応援する側と応援される側の「win-winの関係」

写真:本田好伸

4月30日、湘南ベルマーレが開幕前に立ち上げた「クラウドファンディング」のプロジェクトが無事に目標金額に達成した。応援する側が目に見える形でクラブと選手を支援するクラウドファンディングという仕組みは、経営状態に苦しんでいる多くのFリーグのクラブにとって一つのモデルケースになるかもしれない。
(文・北健一郎/futsalEDGE編集長)

湘南が立ち上げた「クラウドファンディング」

 「クラウドファンディング」という言葉をご存知だろうか。近年、メジャーになってきている資金調達の方法で、起案者の呼びかけに対して、不特定多数の人がインターネットを通じてお金を出すという仕組みである。

 開幕前、Fリーグの湘南ベルマーレがクラウドファンディングのプロジェクトを立ち上げた。それが「Fリーグ開幕!湘南ベルマーレフットサルクラブをみんなの力で勝利に導こう!」だ。

 クラウドファンディングでは支援額に応じて様々なリターンがもらえる。例えば、1000円なら選手からのお礼メールが来る、1万円だったらFリーグの使用球がもらえる、5万円だったらホームゲームの観戦チケット20枚+選手出張フットサルクリニックといった具合だ。

 とはいえ、物理的なリターンが金額に完全に見合ったものかというと(受け止め方は人それぞれだろうが……)、多くの場合はそうではない。では、なぜクラウドファンディングという仕組みが成り立つのだろうか?

 これまで、湘南ベルマーレというチームを応援する人にとって、クラブにお金を落とすのはチケットを買ったり、グッズを買ったりするぐらいしかなかった。個人単位でスポンサーになることもできるが、誰もが気軽にできるものではない。

 だが、クラウドファンディングであれば、アリーナに足を運ぶ、グッズを買う、声を出すといった「チームを応援する行為」の延長上のような感覚で、目に見える形でのサポートができる。

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