2015.03.23 Mon

Written by EDGE編集部

コラム

【短期集中連載】フットサルで本当に鍛えられるのは……「メンタル」?

写真:本田好伸

ガイドワークスから好評発売中の「サッカーで大事なことは全てフットサルで学んだ」(北健一郎・著)。「サッカーに活かせるフットサルの技術・戦術・考え方」を掘り下げた本書から“ちょい読みコラム”を掲載する。

 フットサル出身のサッカー選手に、「フットサルからどんなことを学んだ?」と聞くと、真っ先に出てくるフレーズがあります。

 それが「距離感」です。

 サッカーとフットサルで最も違うのは「人口密集度」です。サッカーの1/9サイズのピッチで、1チーム5人でプレーするフットサルでは、各選手に与えられるスペースが必然的にサッカーよりも小さくなります。

 例えるなら、フットサルのピッチがゴチャゴチャと人がいて、せわしなく人が行き来している「街」だとしたら、サッカーのピッチは人もまばらで、ゆったりとした時間が流れている「村」といえるかもしれません。

 フットサル日本代表のミゲル・ロドリゴ監督はフットサルをプレーすることがサッカーに活きるところとして、真っ先に「メンタル」を挙げます。なぜなら、ボールコントロールの技術はメンタルと密接にリンクしているからです。

 全く同じ技術を持っていたとしても、相手との距離を「近い」と感じるか、「遠い」と感じるかは、人それぞれです。

 ジュニア年代のサッカーの試合を見ていると、相手との距離が1メートル以上あるのに、すぐにボールを蹴り出してしまうシーンを見ることがあります。その選手は1メートル以上あるのに〝プレッシャー〟を感じてしまっているのでしょう。でも、フットサルをプレーしている選手であれば、1メートルに迫ってきたとしても、〝プレッシャー〟だとも感じなくなります。なぜなら、フットサルではそれが日常だからです。

 実際に、サッカーではボールを受けるのをビビっていた選手が、フットサルのスクールに通うようになって、見違えるように自信を持ってドリブルを仕掛けるようになったこともあるそうです。

 1人でひたすらドリブルのトレーニングをしても、相手との距離感まではなかなかつかめないもの。サッカーはあくまでも相手があるスポーツ。そのためにはフットサルというゲームの中で近い距離でのプレーに「慣れる」ことが効果的です。

サッカーで大事なカバー

サッカーで大事なことは全てフットサルで学んだ」(amazon)

第1章 ボールコントロール
メンタルが強くなる
狭いスペースでプレーできる
足の裏のタッチが身に付く
体の真ん中にボールを置く
ファーストタッチでかわせる
プレーを〝変えられる〟ようになる
相手を背負ってキープできる

第2章 オフ・ザ・ボール
オフ・ザ・ボールが身に付く
自分のスペースを空けられる
先手を取って仕掛けられる
走りに緩急を付けられる
首を振る習慣が身に付く
ギャップで受けられる
ドリブルを仕掛けやすくなる

第3章 シュート
サッカーのゴールが〝大きく〟見える
コースを狙って打てるようになる
GKとの1対1で余裕ができる
トゥーキックでタイミングをずらす
ブラインドを作ってシュートを打てる
ループシュートが上手くなる
トリッキーなアイデアが生まれる
ファー詰めを狙うようになる

第4章 パス
パスに“メッセージ”をつける
ドリブルしながらパスを出せる
ちょい浮かしのパスが出せる
パスを出した後に動く習慣がつく
狭いコースを通せるようになる
シュート性のパスを出せる
弱いパスを使いこなせる
ノールックパスが出せる

第5章 ディフェンス
責任感が身に付く
攻守の切り替えが速くなる
利き足を見る
パスラインを消す
相手の選択肢を奪う
死角から奪いに行く
わざと出させてインターセプトする

第6章 戦術
パラレラ
ディアゴナル
ブロック
スイッチ
ウン・ドイス
ピヴォ当て
エントラ・リネアス
クワトロ

スペシャルインタビュー
ミゲル・ロドリゴ 日本代表監督
「フットサルがサッカーに活きる7つのポイント」

柏レイソル 大津祐樹
「プロサッカー選手になるためにフットサルをプレーしていた」

ヴィッセル神戸 森岡亮太
「フットサルで養った狭いスペースを使う感覚」

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