2015.02.24 Tue

Written by EDGE編集部

Fリーグ

大阪・ヴィニシウス「新しいことを学ぶのが好き」

―今シーズンは、ヴィニシウスのプレースタイルも変わったように感じるが。

 「シュライカーは以前、もっと3-1の形で戦っていました。でも、木暮さんが監督になってから、4枚の形(4-0)をやるようになりました。そうすると、全員が守備をして、全員が攻撃しないといけません。パスを受ける人、出す人ではなく、受けることも、出すことも、全員がやらないといけない。今はまだ、前を見る選手が少ないと思いますが、少しずつみんな前を見る意識が出てきました。みんなも点を取りたい、っていう気持ちになってきたと思います」

 

 

―3-1のときはもっと攻撃に専念できていた。

「3-1の形だと、点を取るというオレの仕事がもっとやりやすかったのは確かです。前に張っていて、『ボール! ボール!』とパスを要求すればよかったから。でも、本当はピヴォじゃない。アラもできるし、ピヴォもできるんです。ピヴォ―アラができるし、ディフェンスも大事だと思っています。オレからすると、ピヴォっていうのは、名古屋の森岡薫選手とか、浦安の星翔太選手とか、攻撃だけが求められている選手のこと。僕はもっとディフェンスもやる。特に4-0の形では、全員にディフェンスの意識が必要です。実際、今日の試合では前半はハーフからの守備をやりました。でも、2失点して後半からは前からの守備に変えました。そのときに、一人でも合わなかったら終わってしまいますが、全員が100%の集中で仕事をこなした。だから、逆転できました」

 

 

―プレースタイルを変えるのに、抵抗はなかった?

「新しいことを学ぶのが好きなんです。チームには、木暮さんとか、佐藤選手とか、スペイン語でもコミュニケーションを取れる選手が少なくありません。でも、『なるべく日本語で話をしてほしい』と伝えています。勉強をしたいから。日本語も好きだし、英語も好きだし、勉強したい。英語も、日本語も分かるようになったら、スペイン語ももっと分かるようになりたい。新しいことを学ぶのが、もともと好きなんです。だから、プレーで変化を求められても、全然苦じゃなかったし、本当に成長できていると思うんです。でも、チームメイトのみんなも本当に良くしてくれているから、助けられていますよ」

 

 

―そんな仲間たちと日本一を目指している。プレーオフを戦ううえで大切なことは? 

「プレーオフは、次の試合が常に一番大事です。今日までは、大分戦が大事でした。この試合が終わったので、今はもう次の試合が1年で一番大事です。その試合に勝ったら、その次が1年で一番大事な試合になります。相手がどちらになっても(インタビュー時点では準決勝の相手が未定だった)、今日の後半戦のような気持ちで最初から試合に臨まないと勝てません。どこが来ても、100%を出せるように準備をしたい。結果がどうなるかは分かりませんが、全員が100%を出さないと勝てない。シュライカーは、誰か一人スターがいるチームではありません。全員がグループで戦うチームです」

 

 

―木暮監督は会見で、明日の試合でのゴールを期待していました。

 「あはは(笑)。ゴールは取りたい。でも、勝てるのであれば点を取れなかったとしても、問題ありません。オレの仕事は点を取ることです。でも、ディフェンスも考える。アシストすることも考える。若い選手をサポートすることも考える。勝つためにできることを考えます」

 

 

―前半は少しペースを落としたことで、明日の試合に向けて疲労は少ない?

 「大分とは、レギュラーシーズンで3回試合をしました。全部、前からの守備を仕掛けましたが、勝てなかった。それで木暮さんも考えて、ディフェンスをハーフから行くことにしました。大分は攻撃力がすごい。でも、大阪も前半から気持ちを入れていたら、2点目は取られていなかったはず。ハーフタイムには木暮さんも話をしたし、みんなも話をした。『何のためにここまで来たんだ』『何のためにフットサルをやっているんだ』って。でも、後半はずっとシュライカーのペースで試合が進みました。最後の1分は、きつかったけど」

 

 

―奥田選手、田村選手、シュートうまかったですね。

 「うまかったし、チャンスもつくりました。オレのシュートも1回ポストに当たった。3-2というスコアで終わりましたが、もっと点を取れるところがあったし、大分にもチャンスはありました。(GKの宮竹)晴紀は本当に良く守ってくれましたし、今日は本当にチーム全員でつかんだ勝利。誰か一人だけの勝利じゃない。この戦いをこの先のプレーオフでも、続けて行きたいです」

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