2020.09.28 Mon

Written by EDGE編集部

コラム

【大学フットサル名鑑】 Vol.20 近畿大学フットサル部

編集部:こんにちは。本日はよろしくお願いします。まずは簡単に自己紹介からお願いします。

山 根:学年は3回生です。役職としては、主将をしています。

神 田:山根と同じ3回生です。副主将をしています。

織 田:3回生で主務をしています。チームの運営をしています。

山 根:他に監督として、中田さん、コーチで河内さん(GK)がいます。ここの織田がGKでもあるのでその部分も触れられればと思います。

編集部:活動形式としては体育会部活動ですか?

山 根:そうなのですが、今現状としては部活になりきれていなくて、位置付けとしては同好会と言った扱いになります。部活になる前に同好会というステップがあります。

神 田:1段回目は学校認可のない同好会といった感じです。2段回目が学校認可の同好会でして、僕たちはこの2段回目にいます。体育会部活になるためには、6月に会議があって、そこで認可されるのですが、現在、コロナの影響で会議も開催されず、いつになるか・・・と言った状態です。

山 根:何年間同好会の活動をするとかはないのですが、結果が重要です。それと部員数とか。詳しい話はされていないのですが、間違いなく大阪府で1位になったり、そう言ったことを示さないとなかなか部活動として認められません。

編集部:部員数が大事とのことですが、今の部員数は?

山 根:今は監督1名、コーチ1名、選手23名、マネージャー4名の合計で29名となります。創設は今の4回生で、2017年の10月ごろに創設しました。部活動を目指して4年になります。

編集部:近畿大学と聞くと、近大リーグというイメージがありますが、大学内で自分たちの立ち位置はどう言った感じですか?

山 根:僕たちは近大リーグには参加していなくて、完全に体育会としての活動をしています。

編集部:今の「同好会」といった立場になったのはいつからですか?創設当初からですか?

神 田:立ち上げからではないですね。昨年から学生リーグにも参加し、近大の体育館も使用許可が下りるようになりました。なので、昨年ごろかなと思います。

編集部:昨年から学生リーグに参加したとのことですが、昨年はどうでしたか?

山 根:関西学生フットサルリーグに昨年参入し2部から今年1部に昇格しました。今年は1部で戦います。他には、昨年は全日本大学フットサル大会でベスト4、全日本フットサル大会では決勝トーナメントに出場しました。

編集部:昨年からリーグ参戦して、すぐにこの結果は流石ですね。結果を出しているのはチームの意気込みを感じることができます。これまで、学校の体育館が使えなかったとのことですが、どのように活動していましたか?

山 根:はい。それまでは週に2回使用料を払って、外のコートを使っていました。

編集部:だいぶ資金的に大きいですね。他には変化はありましたか?やはりサークルと体育会の差(学校認可があるかないか)というのは大きな差があるのではと感じていますが、どうですか?

織 田:1番のメリットは大学からの資金面の援助です。学生リーグに参加するにも費用面の負担が大きく、認可になり備品関係を大学側が負担してくれるので、助かっています。また、就活の時でも面接で話ができるのが大きいと思います。

編集部:認可の同好会となり、新入生の変化はありますか?

織 田:選手の質というのは、そこまでですが、人数的な部分で見ると公認というだけで認知されるので、一度見てみたいという人は増えたと思います。実際、公認後の方が新入部員が多いです。

編集部:つまり今の2回生の人数が多いと言うことですか?

織 田:そうですね、一番多いです。2回生だけで12〜3人はいますね。全体の半分です。(笑)

編集部:公認というのは大きな違いですね。選手の質も強くなれば大きく変わっていきそうですね。しかも監督もいるので他のサークルとの差になりますね。現在の活動はどうですか?

神 田:去年は水木金で朝練をしていました。他に土日は公式戦、練習試合、練習とスケジュールが入っていました。

編集部:そのピッチ代が浮いたのは大きいですね。

神 田:今年は、もっと練習量も増やして結果が出るようにしていきたいと思っています。

織 田:他の部活は、スポーツをメインに入っている生徒が多く、バスケ部やバレー部がメインで体育館を使用しているため、フットサル部はお昼の時間を優先的に使えない感じになっています。

山 根:フットサル部は、どちらかというと大学に入学後、フットサル部に入部するのがほとんどで、学部も違うため、みんなのスケジュールを合わせると7:30-9:00の朝活動の方が、いいというのもありますね。

編集部:朝は予定ありませんからね。寝坊しない限り全員集まりますね!

山 根:そうなんです。朝練だと、やはり寝坊がありますね。週に1、2人は寝坊が出てしまうのが悩みです。個人的には、全員がしっかり集まれる時間でできればと思います。気候的にも夜もいいなと思いますが、大会を考えると昼開催がメインなので、その環境に近い時間で練習もやりたいとは思っています。

編集部:先ほど、大学に入ってからフットサルをすることが多いと伺いましたが、皆さんのフットサルを始めた動機は?

山 根:初めて体育館でやったのは小学生の頃です。当時少し感じていたのはボールのイレギュラーが少なく、実力が出やすいと感じました。フットサルを本格的に始めたのは、大学生になってからで、始めてみて思うことは、実力というか、運要素が少ないと感じました。サッカーと比べると個人的にはないと思うし、この部分が魅力だと思っています。体育館だから、あまり滑ったりしないし、DFやっているけど、逆をつかれた時に反応しやすいです。そういったピッチのこともフットサルの魅力です。

神 田:僕がフットサルと出会ったのは、小学校4年生のころです。小学校の中で週に1日くらい遊び程度でやっていました。小1からはサッカー、中学もサッカー。高校も卒業したときには大学ではサッカー部でやりたかったけど、浪人してしまって、1年体力面でも落ちたこともあり、サッカー部を検討はしたけど、厳しいかなと。サッカーの経験も活かせてやっていけるところとしてフットサルに出会って、今に至ります。フットサルとサッカーの違いというと、サボれないことです。(笑)サッカーではボランチをやっていましたが、正直、攻守の切り替えでは走りますが、ちょっとサボることもできました。大学になってフットサルを本格的にやってみたら1人がサボったらチームのみんなに迷惑をかけてしまうので走らないといけないですね。他には、戦術的なことが全然違いました。監督が来てから、キックインやコーナーのプレーを知って、サッカーはコーナーのサインプレーは3,4つくらいだったけど、キックインで6,7種類もあって最初は戸惑いましたね。覚えるのも一苦労で。相手のレベルが高いチームでも、戦術的なセットプレーで勝負できるのもフットサルの魅力だと思っています。

編集部:山根くんが言ってくれていた個人の能力だけでなく、セットプレーからの逆転も未了ですね!最後に織田さんはどうですか?

織 田:小中高とサッカーのGKをやっていました。入ったきっかけは、元々1回生はサークルでやっていたのですが、サークルはおちゃらけた、と言うか、ふわついたというか遊びの延長のような感じでした。今はいないのですが、先輩のGKの人に誘ってもらって、ここに呼ばれたのが入ったきっかけでした。本気でやりたかったので、ここに入りました。正直フットサルは、サッカーの延長と思っていたけど、いざやると、ある程度のステップとかのノウハウは使えましたが、フットサルのコーチングは全然違っていて本当に難しくて、失点も多いし、全く通用しませんでした。最近やっとわかり始めた感じです。

編集部:ファー詰めとかフットサル独特と思いますが、どうでしたか?

織 田:普通に泣きそうでした。(笑) なんでそこいんの?みたいな。一番難しいのは、ゼグンドの止め方が一番難しいです。サッカーなら距離があるからクロスの対応もできるし、角度とか考えて修正もできるけど、フットサルは、セグンド狙われると滑りに行かないといけないし、でも身体も硬くてできなかったし、身体ぶつけに行かないといけないことも怖かったです。フットサルでは試合へのゴレイロ の貢献度が高いのをとても感じます。サッカーと違って、得点が動くし、どれだけGKが止めるかによって、試合の結果に強く影響するので、GKの強さは大事だと思っています。他の大学だとGKがシュート打つのもありますからね。

編集部:織田さんもシュート打ちますか?

織 田:僕は全然打たないです!バズーカみたいにどっか飛んでいきます。

神 田:ありえないです!

編集部:チームでパワープレーは採用していますか?

織 田:やらないですね。僕の能力的に、難しいです。

山 根:攻撃は練習もやったことないですね。FPを入れて攻撃もしたこともないですが、1部に参入するに当たって、導入もしないといけないと思っています。

編集部:逆に守備はやっている?

織 田:2部の時から相手によってはパワープレーをするチームもいたのでやっています。最初は、全く分からずパワープレーをされた時は、マークの受け渡しもできず、思う壺にやられていたので、今では試合の前には相手のパワープレーに合わせて練習して対策を練っていました。

編集部:対策を知らないと難しいですよね。監督はいつからいますか?

織 田:チーム発足初期から週1ペースで監督としてきていただいていました。今は週に3日。ほぼすべての練習に来ていただいています。河内さんも同様です。

編集部:発足当初からいるのはいいですね。よく学生コーチで始めてから延長で指導するのは聞きますが、外部から呼ぶのはいいことと思います。チームとして目指すフットサルはどんなスタイルですか?

山 根:結構守備に力を入れている感じです。ゾーンディフェンスをしています。PIVOの位置は変わらず、ALAを消しながら、PIVOが寄せて、サイドでハマったら、ALAが寄せてこぼれ球を攻撃に持っていくのが一番多い得点シーンと思います。
今も昨年も守備の練習が多いです。守備が上手くなることで、攻撃もレベルアップできるので、攻撃の練習でも守備がメインだった感じはあります。

編集部:フットサルのところで言うと、いきなり専門的なことから初めても難しいですよね。大学からフットサル始める選手も多いですし。普段練習試合の相手はどんなところとやりますか?

山 根:社会人チームが多いです。選手たちがフットサルの指導でバイトをしている人が多く、その繋がりで、社会人チームとやったりもしています。個人的には、勢いの面では、大学生の方が怖いです。技術面では社会人の方がやはり高いですが、フレッシュさで言うとやはり大学生の方が高く、恐怖さがあります。プレッシャーは社会人よりも大学生の方が強く感じます。

編集部:シュートの質は学生と社会人ではどうですか?

織 田:そうですね。関西リーグのレベルだと、シュートのパンチ力は強いですが、大阪府リーグだと学生リーグとそこまでパンチは変わらないかなと思います。学生のイケイケドンドンでくるチームもあるので、そう言ったチームは苦手です。

編集部:学生は走れるし、それが魅力でもありますね。

GK織田選手

編集部:中田監督ってどんな人ですか?

山 根:一言で言うと無茶苦茶、「熱い男」です!試合になると誰も止められないくらい熱くなります。監督が熱いから、選手も感化されます。監督が熱くなっているのに選手として熱くならないわけにはなれないです。情熱的な指導者です!声が聞こえる安心感と、あの人の指示があれば勝てると言うアドバイスをもらえるので本当に力になります。

編集部:フットサルという狭い空間だとより力になりますね。声の面で言うとマネージャーのサポートなんかも力になると思いますが、どんなことをしていますか?

山 根:今4名いるのですが、選手のケアや、行事申請を担当してもらっています。新入生の声かけもやってくれています。マネージャーの方が親身になってくれる印象もあるし、言葉使いも優しいので、女性の方が長けていると思っています。試合中は、主に2つありまして、選手のシュート、入れ替えの記録です。もう一つはタイムキーパーです。監督に選手入れ替えの3分の伝達とかをやってもらっています。

中田監督

編集部:面白いですよね。フットサルは戦況もあるけど、3分だから交代!みたいなことがあるので、サッカーとは全然違う面ですね。コーチの河内さんはどんな方ですか?

織 田:指導面に関しても素晴らしい方で、ゴレイロだけでなく、守備面のFPに対することへの還元も大きいです。試合前のモチベーションの向上もとてもうまくやってくれます。監督がいない時も、監督として、的確に指導してくれていて、助かっています。2人ともいい指導者、名コンビだと思います。

山 根:本当にモチベーションを上げるのがうまいです。言葉で持ち上げる河内さん、背中で引っ張る中田監督といった名スタッフです!

河内コーチ

編集部:最後は選手にフォーカスさせてください。No.1選手は誰ですか?

織 田:山根ですね。フィクソで一番要ですし、一番助かります。

神 田:攻守で考えますと、守備面だったら、山根がこれからチームを引っ張っていくのかなと思っています。攻撃の面だと北本さんが点をとって、プレーでチームを引っ張っていってくれるタイプなので、4回生ですが、1部リーグが始まっても彼がいたら活躍してくれるのではないかなと思っています。

織 田:それでも山根はでかいですね。試合でも、去年のインカレでも大阪成蹊に対して、二発とっていて、相手のゴレイロ も「えっ?」って感じのものすごいゴールを決めてくれました。後ろからも組み立てられる選手なので、ゴレイロとしても安心できます。

山根キャプテン

編集部:山根さんは、こう言われていますが、どうですか?

山 根:僕ではないと思っていました。北本くんは攻守で貢献してくれる選手です。前からはめてくれるし、体も強くて、筋トレが趣味かな?ってくらい体幹も強いし、緩急もできるし総合的にレベルの高い選手です。

北本選手

編集部:実際、織田さんから見て普段の山根さんはどうですか?

織 田:普段からしっかりしています。キャプテンという立ち位置でもあり、みんなの話をうまくまとめてくれるし、人の話を聞くのがとても上手です。納得のキャプテンです。キャプテンは上の代と監督が決めるのですが、満場一致のキャプテンです。

山 根:こんな回になるとは思っていなかったので、驚きです(笑)

編集部:次に今後この先チームを引っ張ってくれる選手は?

山 根:多分他の2人も考えているのは、2回生の曽我玲武、大多和直樹の2名が技術の面でいけば。プレー外で言うと、1人はふざけているし、もう1人はよくわからないこともありますが、北本さん的な感じでいくとこの2人がメインになっていくと思います。曽我は、守備の面でもついていけたり1vs1の強さもあります。経験をして試合感も伸びているからみんなが期待している選手です。ただ、プライベートの面でもう少し、頑張って欲しいですね。プレー面で言うと、時々浮き沈みがあるのが欠点ですね。
大多和は、安定している左利きです。足裏を上手く使って相手との間合いもうまく、チームでタメを作れる唯一の選手です。この部分に関しては監督も評価していて、フットサルに向いている選手と感じています。ただ、2人とも身体が小さいので、当たり負けする印象もありますので、その部分もうまくやればいいと思います。

神 田:僕もこの2人が頑張っていくと思います。僕的には、守備の部分が課題と思います。1vs1や身体の弱さがあるので、改善すればいい選手になると思います。

曽我選手
大多和選手

織 田:後は、大深と言うGKの選手がいるのですが、彼も今後チームに必要な選手になると思っています。周りが見えていて、自分の持っている情熱を周りに発信できるのもいい面だと思います。ゴレイロとしての能力をもっと伸ばしていければプレーでも引っ張っていける選手だと思います。

大深選手

編集部:チームを表す言葉を最後に!

山 根:チームを一言で表すと「飛躍するチーム」です。監督、コーチ、選手、マネージャー。全員が日々成長しているのを、私はいつも肌で感じています。チームは今後もさらに強くなっていきます!ですので、「飛躍してるし、飛躍する」と言った意味で、これからもチームを強く、逞しくしていきたいと思います!

編集部:昨年リーグ参入して1部昇格だけでなく、他にも結果が出ているのは、大変素晴らしいことと思います。チーム全体の飛躍を今年も楽しみにしています。

[編集後記]近畿大学フットサル部のチームの形がわかるインタビューだった。監督、コーチの熱、そしてチーム全体が部活動として活動している行動力を感じることができた。将来有望選手も多く、今年、来年の活躍を期待できるチームです!

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