2020.07.20 Mon

Written by EDGE編集部

コラム

【大学フットサル名鑑】 Vol.16 愛知学院大学フットサル部 「ARTフットサルクラブ」

東海を代表して、全国大学フットサル選手権に3年連続で出場した、愛知学院大学ARTフットサルクラブ。今回は、監督の服部さん、キャプテンの山本さん、マネージャーの西部さんの3名から話を伺った。外部コーチを召集する他、現在の取り組みについて、話をしていただいた。

編集部:こんにちは。本日は宜しくお願いします。まずはチームの立ち上げのところなど教えていただけますか?

左:山本さん 真ん中:服部さん 右:西部さん

服 部:お願いします。僕たち、ARTフットサルクラブは、一昨年ぐらいに準加盟になり、それまでは同好会としてやっていました。今年は、正式に部活動になりました。
ARTの始まりは、約10年前に愛知学院大学の学生が作ったフットサル社会人チーム「ARTフットサルクラブ」がありました。7年程前に同じ名前で学生だけのチームを作ろうということになり同じ名前を使わせていただき同好会としてチームがスタートしました。

編集部:歴史があるチームですね。今部員数は何人ぐらいいて、創設は何年ですか?

服 部:今は全部で29人でうちマネージャーが5人です。創設は2012年です。

編集部:今も社会人チームとの関わりはありますか?

服 部:今はほぼゼロなのですが、一部の学生は社会人の練習にも参加しています。システムとしては一部の優秀な子を社会人チームに登録させてもらい、高いレベルで練習をやらせてもらっています。ただ”チーム”としての関わりはほぼ無いです。

編集部:それでも一部の上手い選手が社会人チームで練習してレベルアップできているのは良いことですね!普段の練習はどのくらいやっていますか?

服 部:週2日で、月曜と水曜の20時〜22時です。

編集部:思ったより少ないですね。

山 本:朝練は、元々やっていたのですが、参加者がだんだん減ったため、やらなくなってしまいました。大学への交通の便があまり良くないため、朝練やっていたときは朝の5時に出るような人もいました。僕は当時、朝練に参加するために一人暮らしの子の家に週2で泊まっていました。夜練習し泊まってそのまま朝練行って、学校行って、水曜日夕練してっていう生活をしていたのですが、なかなかハードな毎日でした。笑

編集部:夜練の次の朝練は、体にこたえそうですね。
チームは、どんなリーグに出ていますか?

服 部:東海学生リーグをメインに活動しています。他にはアイデムカップ、インカレにも参加しています。

編集部:チームとして合宿、イベントは行っていますか?

服 部:毎年春と秋にやっていたましたが、大会付きの合宿を運営していた会社がやらなくなってしまったので今は行ってないですが、時期に合わせて新歓や、大会後に打ち上げ、先輩の送別会、夏だとBBQなどイベントはやっています。

編集部:同好会から部活動に変わりましたが、変わったことによるメリット、デメリットはありますか?

服 部:元々同好会の時から、学校の体育館は使わせてもらっていました。部活動になって、一番変わったことは、学校からの活動費ですね。その他に一番大きいのは、「部活」と言えることです。

山 本:部活になったことによって本気でやりたい子が入ってきてくれるのですが、デメリットとしては、逆に上手くても大学に入ってまで部活動として本気でやりたくないという子に、声をかけづらくなってしまった事です。

編集部:良し悪しですね。部活動=本気、ガチなイメージが、大学で緩くやりたい選手や、あまりうまくない選手にとっては壁に感じるのかもしれませんね。現在部活動とのことですが、監督はいますか?

山 本:監督は服部です。

服 部:一応僕がやっていますが、コーチを一人名古屋オーシャンズのスクールから招いています。試合の時は僕が監督ですが、練習はコーチにお願いしています。

編集部:二人がフットサルを始めたきっかけはなんですか?

服 部:純粋に楽しくてハマりました。高校の時にフットサルの同好会がありましたが、途中でやめて、サッカーを始めました。そのチームはフットサルもやるようなチームでして、結果、両方やっていました。フットサルの魅力はドキドキ感ですね。ずっとプレーが動いていて、ゆるい時間がないことがすごく面白いと思います。

編集部:山本くんはどうですか?

山 本:元々サッカー部に入りたいと思っていて、大学もサッカーを中心に考えていました。愛知学院大学はサッカー部も強く、選考会が難しいという話も聞いていて、受けずに諦めてしまいました。その時に、愛知学院大学にフットサル部があるというのをTwitterで見つけて練習会に参加したら、人数も多く、本気でやっている選手たちで、そういった面で楽しかったです。フットサルの魅力としては攻守の展開が早いことです。全員が活躍できるという意味でも魅力があると思います。あとは、ピッチ上にいても外にいても楽しいスポーツだと思います。自分は点を決めるのが好きなので、得点チャンスが多いフットサルは楽しいですね!

編集部:シュートチャンスは多いですよね!展開とゴールそして、外の人もゴールチャンスが多いので楽しいのも魅力ですね!
西部さんはマネージャーとしてフットサルを選んだ理由などありますか?

西 部:実は、入る時にサッカーのマネージャーと迷っていました。フットサルを始めて観て、コートが狭く、ルールがわからなくても、観やすく、楽しいと思いました。ここに入った1番の理由は、ARTの人柄です!みんなが個性的で面白いです。

編集部:一緒にいて楽しいのはマネージャーは大事ですね!現在、ARTとしてどのようなフットサルを目指していますか?

服 部:今までは伝統的に3-1システムで足の速いALAを置いていたのですが、結局自分たちよりも強いチームが相手になるとPIVOもボールを収められなかったりすることもあり、自分たちの戦い方を変える必要を感じました。今は指導者を招聘し、クワトロを導入して攻撃に幅を持たせるのと守備の整備を目指しています。これからは誰を試合に出しても上手くいくようなフットサルに持っていきたいですね。

編集部:攻撃の幅は大事ですね。どんなシステムでもできたほうがいいと思います!今年はクワトロをメインにしていく感じですか?

服 部:クワトロに取り組んで、元々やっていた3-1と合わせて場面と相手によってセットを変えていきたいと思っています。
なんとか全員が両方できるようにやっていたのですが、適性が明らかに偏っている子がいるのと、新しい戦術を覚えるのではなく、3-1を極めてレベルアップを目指したい選手もいたりしまして、全員でクワトロをやるのは非効率なのかと感じています。

編集部:クワトロを導入しようとしたのには、攻撃の幅の他にありましたか?

服 部:クワトロは3-1と対極になっていて、(相手の)裏のスペースを作っていく、体の強さというよりは、スピードと状況判断、戦術理解力で勝負できると思ったこともあり、新しいフットサルを目指そうと思ったらクワトロになっていました。
このまま3-1を続けていてもインカレは東海学園大学に取られて終わりだろうという雰囲気があったので、思い切って取り組んでみました。やはり新しい取り組みには、不安を持つ選手も多かったです。コーチを招いた時も本当にやっていけるのか不安がっていた子もいたようですけど、徐々にみんなもやっていかないといけないというように考え方が変わってきてくれました。

編集部:変化に対しては、誰もが不安になりますね。現在は、クワトロを目指すにあたり、実際にはどんな練習をしていますか?

山 本:まだまだ基本的なことが中心です。本当に基本的なパスして抜けるのから始まって、2人の関係やボランチの練習など本当に基礎です。ただこのスピードだと、全国までにクワトロが完成するのかな?て感じですね。

編集部:戦術は1日にしてなりませんね。抜けるタイミング、観るところなどは繰り返さないといけませんね。

服 部:僕たちには元々コーチもいなかったのでみんな素人から始めて、自分たちで勉強して後輩に教えていたということもあり、フットサルの基本的なルールを知らないという問題が多々ありました。それもふまえて、今はコーチを外部から招聘して、しっかりと後輩にもフットサルを教えてあげられるようにしていきたいです。

編集部:ありがとうございます。ここからは、チームの内部についてお聞かせください。 チームのNo.1プレイヤーは誰ですか?

山 本:今は社会人チームの方に移ってしまったのですが、小倉健人(4年)です。

完全なドリブラーで僕たちよりフットサルを知っているという面で強くて、ボールも取られないし、決定力があり、どのポジションでもできます。ただずっとボールを持って、パスを出さないのが欠点ですね。ピッチ外では面白く、社会人チームにも入っていたり、部屋もフットサルの服とか飾ってあったりしていて、純粋にフットサルが好きというのがわかります。あとは後輩の面倒見がいいですね。

編集部:今は社会人チームですか。これからのARTを引っ張る将来を期待できる選手はいますか?

山 本:2年生の河口歩夢と千嶋晃生ですね。歩夢は体が強くてPIVOができます。個人的に彼みたいなプレースタイルが好きで、3-1でも前線で抑えることができるのがいいです。今は社会人のサッカーもやっていて、普通に身体能力も高くドリブルもでき迫力があります。

No.20千嶋さん      No.22河口さん

編集部:山本さんもガッツリタイプですもんね!彼らがNo.1プレーヤーになるためにはどういったことが必要ですか?

山 本:戦術の理解ですね。フットサルを知らず、ポテンシャルだけでやっている感じです。まだ2年だしここからフットサルを知って、フットサルの動きが少しでもできるようになればもっと成長できると思いますし、化そうな感じがありますね。

編集部:千嶋さんはどうですか?

山 本:晃生は、PIVO,ALAができて、体が強く体幹があって、倒れない、負けないという部分での評価が高いです。対人で負けてしまうとフットサルではすぐにカウンターや数的不利が作られ、ピンチを招きますが、彼は簡単には折れないのが評価できます。
攻撃面では体も強いし、申し分ないのですが、守備面が課題ですね。守備面でのサボりが目立ちます。本人は本気でやっていると思いますが、どうしてか力を抜いているように見えるのが残念です。

編集部:2人ともガッチリタイプですね。山本さんが一目をおくわけですね。
チームのムードメーカーは誰ですか?話していて、山本さんはムードメーカーな感じはしますがどうですか?

西 部:その通り山本さんです。山本さんが勉強で練習に来ることができない日があったのですが、練習の雰囲気がいるのといないのでは全然違いましたね。チームのモチベーションとか、やる気とかをプラスにしてくれていると思っています。

黄色ビブス:山本さん

編集部:外から見ている西部さんも感じたなら、間違いないですね。西部さんはマネージャーとしてチームではどういった活動をしていますか?

西 部:試合の時は、シュート数など記録をしたり、動画を撮ったりしています。練習の時は、ボール拾い、ボール出し、水の準備ですね。仕事は楽しいです!
今までサッカーやフットサルをテレビで見たことがなかったのですが、今ではテレビで見るようになりました。あとはサッカー、フットサルに対しての考え方が変わりました。実はは高校の時のサッカー部の印象があまりよくなかったのもあります。大学に入って、ARTに出会って、サッカー、フットサルを見るようになってイメージがすごく変わりました!

編集部:仕事も大変だと思いますが、チームの活動がスムーズに行ったりするのは、実はマネージャーさんの力が大きいので、支えてください!!
最後になりますが、チームのアピールポイントをお願いします。

服 部:今回、インカレが中止になってしまったが、普段はインカレを目指してやっている本格的な部活として活動しています。練習にしっかり参加してくれる選手、真摯に取り組みたい選手に来て欲しいです。

山 本:僕が4年間やってきて一番良かったのは、大学生は本気になれることが少なく、その中でも時間を忘れて没頭できるのがフットサルだったことです。フットサルには楽しさがあって、ARTには仲間がいる。大学生活の本気になれることを、僕たちと一緒に没頭しましょう!と伝えたいです。

西 部:マネージャーも本気で全国を目指しています。試合だけではなく、練習から一緒に本気でサポート、バックアップしています。私も初めは記録の書き方もわからず先輩に教えてもらいました。そういうことも練習からできるようにサポートしていきます。一緒に全国目指して頑張りましょう!!

編集部:3人ともありがとうございます。今年はなかなかハードな環境ですが、できる限り尽くしていきましょう!!

[編集後記]
東海エリアチャンピオンの愛知学院大学ARTフットサルクラブ。とても気さくなメンバーが揃っているが、いざフットサルの話をすると真剣であり、それぞれが目標を持って活動している様子がうかがえた。全国大会にて昨年もベスト8まで進んでいる。これからの進化に期待!

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