2020.05.18 Mon

Written by EDGE編集部

コラム

【大学フットサル名鑑】Vol.8 東北大学学友会フットサル部

全日本大学フットサル大会にも常連の東北大学学友会フットサル部(東北大学フットサル部ディーグッチ)。理系の学部の選手も多数所属しているチームは、本年度現在38名の選手で3つのカテゴリーで活動している。部長である安達亮介さんに話を聞いた。

編集部:こんにちは!では早速東北大学のフットサル部についてお話しお聞かせください。

安 達:僕たちは、2011年から大学学友会の体育部の正規団体として活動しています。もともとは、D-GUCCI、GONRYO、桃白白の3つのサークルとして活動していました。その3つがまとまって、現在の東北大学学友会フットサル部となっています。

編集部:3つのサークルが一緒になるのは、なんだか珍しく感じますね。部員数はどのくらいいますか?

安 達:現在は43名で活動しています。そのうち5名がマネージャーです。東北大学フットサル部の中でD-GUCCI、GONRYO、GONRYOサテの3つに分かれていて、チーム毎リーグ戦に出場しているんですけど、練習は合同でやったりしています。いわゆる幹部と言うのはなくて、各チームにキャプテンが存在して、決定事項はキャプテンを通して伝達されていきます。指導者はいなくて、キャプテンを中心に自分たちでトレーニングを組んでいる感じです。例えば、各人が、考えたことや動画などで学んだ戦術を提案したりして練習を作っています。チームの方針も、各チームで決めていくスタイルです。

編集部:桃白白の名前はなくなってしまったんですね。大人数ですが、カテゴリーに昔の名残があるのはいいことでもあると思います。チームはどのように分けていますか?

安 達:チームはレベルで分けています。入学したときは2チームで活動していたのですが、部員数が増えたことによって、2018年から3チーム構成になり、3つ目のチームはサテライトという名前がつけられました。D-GUCCIとGONRYOの選手の入れ替えはキャプテンを含めたD-GUCCIのメンバーとGONRYOキャプテンと当人で決める形です。GONRYOとサテライトは区分されているイメージはそれほどなく、どちらかというと登録上のような感じで、可能な範囲でリーグ中も入れ替わりがあります。これに関してはGONRYOキャプテンが決めます。

編集部:つまり基本2チーム体制で、GONRYOが2チームで活動しているというイメージですね。これだけの人数で活動すると、練習場所などの工夫はどうしていますか?

安 達:体育館等施設の使用は限られているのですが、全体を2つのグループに分けて練習を行います。各カテゴリーだけの練習自体はあまりなく、他が試合に行っている時があれば、カテゴリーの練習があるくらいですね。基本な練習は、週4日でチーム活動があり、火曜2部練、木曜、土曜、日曜2部練という感じで実際の活動は6回になります。例年ですと、この新歓の期間は土曜日の午前にも練習をしています。この日は体験も兼ねており、基本は1、2年生の練習時間といったイメージです。

編集部:全員がしっかりとトレーニング時間を取れているという印象ですね。

安 達:2部練といっても、5時間の間で、前半と後半で分けて、チームごとにトレーニングをやっています。

編集部:大人数をまとめていますが、安達さんの立場はどういった感じですか?

安 達:部長・D-GUCCIキャプテン・監督といった感じです。そして、GONRYOとGONRYOサテライトには他にキャプテンがいるといったチーム体制になります。

編集部:ありがとうございます。部長としてはどんなことをやっていますか?

安 達:2部練の後半であるD-GUCCIの練習のメニューを決めることと、D-GUCCIのメンバー、セットの最終決定をしています。部長としては、学校からの伝達が教務課からフットサル部の代表に連絡が入り、そこの情報をもとに活動の判断などをするのが、部長としての役割になります。

編集部:キャプテンとは別の部長という立場は、また責任がありますね。チームの年間のスケジュールはどういったものですか?

安 達:夏の全国大学フットサル選手権に向けた東北大会。地域リーグで優勝したら、3月末に学生リーグの地域チャンピオンが戦うアビームシステムズカップ、他に社会人東北リーグにD-GUCCI、県リーグにGONRYOの2チームが参加しています。あとは、宮城オープンや東北規模の大会などにも参加しています。

編集部:3チームの運営ですが、大変ではありませんか?

安 達:D-GUCCIとGONRYOで練習することが少ないので、正直、新入生のことを覚えるには時間がかかったりします。他には、GONRYOの選手はD-GUCCIの練習にも参加している選手は大変かもしれませんね。

編集部:一部の選手は、両方参加ですね。D-GUCCIとGONRYOの決め方はありますか?タイミングとか。

安 達:普通の大学だと、代替わりの期間にいっせいに変わるのかと思いますが、うちの大学では、夏のインカレでやめるメンバーがいたり、あとは学部によって夏・冬と引退時期が違うので、様子を見ながら入れ替えをしています。チーム編成の時期は特に決まっていません。GONRYOのキャプテンがD-GUCCIに上がる場合は、話し合いの上、新しいGONRYOのキャプテンを引き継いでいます。練習でも、先ほど説明したように、前半練と後半練で分かれていて、GONRYOのメンバーはD-GUCCIの練習にも参加しているので、そこで選手の能力を判断して、D-GUCCIのメンバーを決めていく感じです。前半練はGONRYO、後半練はD-GUCCIといった感じです。

編集部:そういうシステムですね。D-GUCCIの練習はどのくらいの人数でやっていますか?

安 達:D-GUCCIが14名いて、GONRYOのメンバーも参加して、全体で25名程度でD-GUCCIのトレーニングしています。

編集部:D-GUCCIのメニューを安達さんが決めているとのことですが、目指しているフットサルや、それに向けてのメニューなんかはどういったものが多いですか?

安 達:カウンターの練習が多いです。ほぼ必ずやっているかと思います。昔から他大学と比べても個人能力で劣る部分があるので、戦術を大事にしています。カウンターの練習は、昔からの伝統みたいないい練習なので、使っています。他にも不得意な部分を強化する練習にも励んでいます。

編集部:カウンターはフットサルでは大切ですよね。色々とお話を伺っていますが、安達さんとフットサルとの出会いを教えてもらえますか?

安 達:僕は山形県の出身で、冬の時期は体育館でサッカーボールを使ってフットサルのようなものに触れていました。狭いエリアでのプレーに楽しさを覚えてフットサルの魅力を感じていましたが、当時はあまりフットサルもメジャーではなかったので高校までサッカーをやっていました。東北大学に入ったらフットサル部があったので、入部した感じです。

編集部:雪国ならではですね。今でこそフットサルも段々メジャーにはなってきましたね!D-GUCCIの頼れる選手は誰になりますか??

安 達:4年生のFIXOの西川武志さん(No.3)と、ALAの西村陸さん(No.5)です。西村さんは、前キャプテンで、FOOTBOZEの出身でもあり、フットサルの知識も豊富です。監督としても適任で、色々とプレー面以外でも相談に乗ってくれる人です。西川さんは、守備面がすごく頼れる人です。昔から試合にも出ていて、結構、口出しというか、意見を言ってチームを引っ張っていってくれます。ピッチ外でも、盛り上げてくれたりとチームの中で頼りになる人です。

編集部:4年生の2人を紹介していただきましたが、今後の東北大を背負っていく有望株はいますか?

安 達:2年生の岡本春太くん(No.73)です。試合中も、誰も見ていないところにパスを出して「よくそこ見てるね!」と言われる感じです。意表をつくパスを出せる選手です。対人がもっと強くなれば、D-GUCCIでも将来的には中心選手になるんじゃないかなと個人的には思っています。特に守備面のレベルアップをしてくれたら嬉しいです。

編集部:これからの成長に期待したいですね。2年後彼がエースになっていることを期待しています!マネージャーについても教えてください。

安 達:5名のマネージャーはカテゴリー関係なく練習に参加してくれます。リーグ戦などの連絡や登録もしてくれているので、担当で分かれている感じですが、練習には特に関係なく参加してくれます。

編集部:主にどんな仕事がマネージャーの仕事になりますか?

安 達:試合、練習の記録、ビブス、水の他に、協会とのやりとり、会計、メンバー登録などもしてくれています。他には遠征の際の宿泊先の手配もマネージャーがやってくれています。

編集部:結構大事な仕事ですね!

安 達:チームにとって、大切な仕事を任せています。

編集部:チームとしての規模をとても感じますね。 1年生は、どんどん集まってくる感じですか?

安 達:新歓での声かけは必要ですね。やっぱりフットサルよりサッカーに流れてしまうことが多いので。それでも僕たちの代では人数が増えて、3つのカテゴリーになりました。

編集部:3カテゴリーもいるのは、インタビューのなかでも初です!それだけ今後は組織力をしっかり保つのが大切になりそうですね!最後にチームの紹介をしてください。

安 達:東北大フットサル部は、組織力を大切にしたチームです。やはり個人で比べると関東、関西の大学と比べると劣ってしまいます。社会人チームにも個人では圧倒できないので、組織力と走力で勝てるようにするチームです。監督がいない分、自分たちでYouTubeを見たり自分たちのビデオを見たりして練習を考えてチーム作りをしています。フットサルのトレーニング日数もしっかり取れているので、本気でできる部活動です。また、理系の学生が多いのですが、忙しい研究室でもうまいことやって、フットサルはフットサルで楽しく熱中してできています。
最後に東北大の新入生のみなさん!今はコロナ禍で活動していませんが、活動ができるようになったら練習の見学や参加ができます。文章では伝わらない部分もあると思うので、プレイヤーもマネージャーもぜひ片平体育館まで来てみて下さい!

編集部:ありがとうございます。今年は、またスケジュールなどイレギュラーな年になりますが、頑張ってください!

[編集後記]
東北大学フットサル部の取材において、まずカテゴリーが3つあることには驚いた。またこの短期間でも選手の育成をする環境が整っていた。選手層も厚く、昨年は全国4位と健闘した東北大学の今後にも注目していきたい。

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