2019.02.21 Thu

Written by EDGE編集部

Fリーグ

プレーオフ準決勝の明暗を分けた「GK」の出来。大阪・檜山昇吾はなぜ立て直せたのか?

写真:本田好伸

2月16、17日にFリーグプレーオフ準決勝が行われ、シュライカー大阪が立川・府中アスレティックFCを下し決勝進出を決めた。2戦合計13-10(第1戦大阪11-4立川・府中、第2戦大阪2-6立川・府中)。第1戦の大阪の大量得点に目がいくが、大勝の要因はそれだけではない。勝利の裏には、今季加入した新守護神・檜山昇吾の確かな成長があった。
(取材・文 福田悠)

準決勝の入りは決して良くなかった

 今季から大阪に加入し、シーズン途中にレギュラーの座を奪取したGK檜山昇吾。チームのリーグ2位に貢献したほか、日本代表にも初選出されるなど充実のシーズンとなった。

 だが、土曜日に行われたプレーオフ準決勝第1戦。檜山の入りは決して良いものではなかった。自身初めてのプレーオフということもあってか、序盤からスローやキックのミスが出るなど硬さが見受けられた。

「自分としては特に変な緊張もなく普段のリーグ戦と同じ感覚で入れていたつもりだったのですが、最初にいくつかミスが出て。その後先制してすぐに同点にされてしまったのも良くなかったなと思います。あの失点で上手く(リズムに)乗れなくなってしまって……」(檜山) 

 だが、同じく入りの良くなかった立川・府中GKクロモトが最後までペースを掴めなかったのに対し、檜山は徐々に本来のプレーを取り戻していく。前半11分、ゴール右下を襲ったマルキーニョの強烈なシュートを鋭い反応でセーブした辺りからリズムをつかみ、後半にも右隅に飛んだ決定的なシュートを間一髪弾き出すなど好セーブを連発。見事に立ち直ってみせたのだ。

 試合後、檜山は「自分自身、ひとつの試合の中でしっかり立て直してリズムを作れたのは収穫だと思います」と胸を張った。今季の成長を示す活躍ぶりだった。

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想像以上に難しいGKの「立て直し」

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