2018.05.24 Thu

Written by EDGE編集部

コラム

「Futsal EDGE選抜」が国際大会に向けてスペシャルトレーニング。豪華講師陣から子供たちが学んだことは?

3月21日に開催された第3回COPA Futsal EDGEではmalva chiba u-11が優勝、スペインでの大規模国際大会「コスタブランカカップ」の出場権を見事に勝ち取った。もう1チーム、国際大会に出場するのが優秀選手たちによって結成された「Futsal EDGE選抜」。スペイン遠征の前に個人・チームとしての強化を目的に、特別な講師陣による2回のスペシャルトレーニングが行われた。

豪華講師陣による濃密なトレーニング

 3月21日に開催された第3回COPA Futsal EDGEではmalva chiba u-11が優勝、スペインで行われる大規模国際大会「コスタブランカカップ」の出場権を見事に勝ち取った。

<国内大会レポート>
雪の中で行われた第3回COPA FUTSALEDGE。優勝したのはmalva chiba fc u-11!

 コスタブランカカップには、malva chiba u-11の他にもう1チームが日本代表として出場する。それがCOPA Futsal EDGEの優秀選手たちによって結成される「Futsal EDGE選抜」だ。

 大会にエントリーする選手は、国際大会で特別な講師による2回のスペシャルトレーニングを受ける。その模様をお届けする。

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 1回目のトレーニングを担当したのは、トラウムトレーニングつくば校のヘッドコーチである内藤清志氏。筑波大学蹴球部で活躍後、風間八宏氏の下で同部トップチームのヘッドコーチを務め、風間氏が監督退任後はトップチームの指揮を執っていた。

 シンプルなメニューの中に「考える」要素が入っているのが内藤流トレーニング。自分の持っているスキルを、いつ、どのタイミングで使えば、試合の中で効果的になるのか。体の向きの重要性や、ボールの止め方など、細かいところにこだわることで短時間の間に選手たちのプレーが変わっていくのがわかる。

 練習中にミスが増えてくると、内藤氏は意外な言葉をかけた。

「わからないなら、無視してもいい」

 頭の中で何をしようか考えているときに、指導者の言葉まで理解しようとすると、判断が遅くなり、迷いながらプレーし、ミスも増えてしまう。ピッチの上では、指導者の言葉を頑張って聞こうとするよりも、良いプレーをするために何をすべきかを自分で考えなければならない。そんな内藤氏のスタンスが見えたコーチングだった。

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 2回目のトレーニングを担当したのは、スペイン2部リーグのアルコルコンのダイレクターを務める、ホセ・ゴンザレス氏だ。これまで、サッカー、フットサル両競技での監督経験が豊富で、スペインフットサル全国優勝するなど数々の大会やリーグで優勝し、優秀監督も過去に2度受賞したスペイン人監督だ。

 ホセ氏の練習でフォーカスされたのが「数的優位の中での素早い攻撃」だ。「フットサルでは数的優位になっている一瞬をモノにすることが重要になる」とホセ氏。試合を想定したシチュエーションを作ってから、選手たちにゴールまでのパターンをデモンストレーションで見せる。

 ただし、ホセ氏が強調していたのは、パターン通りにやる必要はないということ。基本パターンを持っている中で、ゴールまでの距離や、味方の位置、相手の位置を見ながら、選手たちが判断し、選択し、実行する。パターン通りにやってうまくいかなかった時には、ホセ氏が「どこをどう見て判断すればいいのか」をアドバイスした。

 無謀なドリブルで仕掛けてボールを失うプレーがあった時には「なぜ2人のDFを相手にドリブルを仕掛けるのか、スペインではそんな苦しいところに飛び込む選手はいない」と、ピッチの上でより良い選択をすることの重要性が伝えられた。

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 また、第1回、2回のどちらもウォーミングアップは、スポーツ業界で注目を集めている「うごきのクリニック」が取り入れられた。パーソナルトレーナー・米澤由幸氏が、速く走るための姿勢や体の動かし方などについて指導した。

 豪華なコーチによる合計2回の濃密なトレーニングを受けた「Futsal EDGE選抜」。あとは、スペインでどう結果を残すか。これまで選抜メンバーは、2年連続、準決勝でPK負けと惜しい結果を残している。スペイン遠征まで、あと1カ月。今年こそ、その壁を破って欲しい。

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