2018.04.16 Mon

Written by EDGE編集部

コラム

“木暮なでしこファイブ”の初陣、女子アジア選手権に臨む14名が発表! 準優勝以上でユース五輪の出場権獲得へ。

写真:本田好伸

日本サッカー協会は16日、今年1月に男子A代表コーチと兼任で女子代表の指揮官に就任した木暮賢一郎監督が記者会見を行い、第2回AFC女子フットサル選手権タイ2018に出場する14名のメンバーを発表。「アジアチャンピオンになるという強い意志でやっていく」と意気込みを語った。大会は5月2日に開幕し、レバノン、バーレーン、中国とのグループステージを戦った後、ノックアウトステージで大会初制覇を目指す。
(取材・文 本田好伸)

女子フットサルを未来へつなげていくために

 4月16日、日本サッカー協会(JFA)は5月2日から12日の日程で開催される第2回AFC女子フットサル選手権タイ2018に出場するメンバー14名を発表。今年1月に女子代表の4代目指揮官に就任した木暮賢一郎監督がJFAハウス内で会見を行い、「ベストメンバーを選んだ。アジアチャンピオンになるという強い意志を持って、この14名とスタッフと力を合わせて目標達成に向けてやっていく」と意気込みを語った。

 女子代表は、2007年に初めて結成されてから、主要大会のアジアインドアゲームズでは2007年の第2回大会、2009年の第3回大会、2013年の第4回大会で3連覇。アジア女王として君臨してきた。だが、アジアサッカー連盟が初めて主催した2015年の第1回AFC女子フットサル選手権は、決勝でイランに0-1で惜敗、2017年の第5回アジアインドア・マーシャルアーツゲームズでは決勝でタイに敗退。頂点の座を明け渡していた。

 日本フットサル連盟は、この2015年の“王座陥落”の成績を受けて、「代表チームの強化」を主な目的とする全国リーグの設立を急ピッチで進めた。そして翌2016年に、6チームによる1回戦総当りのプレ大会を開催して、2017年から正式に7チームによる日本女子フットサルリーグをスタートした。

 代表チームの活動回数が大会前の短期間に限られている中で、クラブチーム単位でレベルの高い競争を増やしながら選手の技術や戦術理解といったベースアップを図ってきた。現状、女子フットサルは男子が置かれている状況よりも競技環境の整備が進んでいないため、選手としてのプレーだけで生活できるプロ選手はほぼ存在しない。仕事や学業との両立の中で競技を続けながら、女子フットサルの価値向上を担っているのだ。

 そうした女子フットサルの第一線でプレーする選手たちは、この10年来「結果を出し続けないと、女子フットサルの火が消えてしまう」という責任感を背負いながらやってきただけに、協会や連盟が強化に乗り出しているこのタイミングで結果を出さないことには、“本当に未来はない”という危機感を抱いている。

 第2回目のアジア選手権は15カ国で争われ、グループCの女子代表はまず、レバノン、バーレーン、中国と対戦して、上位2チームのノックアウトステージ進出を目指す。さらに大会の上位2チームには、今年アルゼンチン・ブエノスアイレスで開催される第3回ユースオリンピック競技大会の出場権が与えられる。

 メンバー14名の平均年齢は約26歳。最年少が1996年生まれの21歳だけに、ユースオリンピックの年齢制限14歳〜18歳に該当する選手はいない。そうした意味からも「女子フットサルを未来へつなげていく」ために、今大会で結果を出すという決意を、誰よりも選手たちが強く胸に秘めているだろう。

 彼女たちは、新生“木暮なでしこファイブ”の初陣でアジアの女王へと返り咲けるだろうか。

HND_7135

※なお、記者会見および囲み取材で語られた木暮監督の質疑応答は別の記事でお伝えする

【フットサル女子日本代表 AFCフットサル選手権出場メンバー】
監督 木暮賢一郎(日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ)
GKコーチ 内山慶太郎(日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ)
フィジカルコーチ 下地達朗(日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ)

GK
山本彩加(SWHレディースフットサルクラブ)
杉山藍子(フウガドールすみだレディース)
FP
小村美聡(アルコイリス神戸)
若林エリ(アルコイリス神戸)
中島詩織(FSFモストレス/スペイン)
竹村純子(フウガドールすみだレディース)
加藤正美(アルコイリス神戸)
網城安奈(SWHレディースフットサルクラブ)
勝俣里穂(フウガドールすみだレディース)
藤田実桜(東京府中アスレティックFCプリメイラ)
江口未珂(アルコイリス神戸)
四井沙樹(バルドラール浦安ラス・ボニータス)
江川涼(バルドラール浦安ラス・ボニータス)
千田日向子(東京府中アスレティックFCプリメイラ)

スケジュール
4月25日(水) PM トレーニング
4月26日(木) AM トレーニング/PM トレーニングマッチ
4月27日(金) バンコク入り
4月28日(土) AM/PM トレーニング
4月29日(日) AM/PM トレーニング
4月30日(月) AM/PM トレーニング
5月1日(火) AM/PM トレーニング
AFC女子フットサル選手権タイ2018
5月2日(水) AM/PM トレーニング
5月3日(木) 18:00 グループステージ第1戦 vs レバノン代表
5月4日(金) AM/PM トレーニング
5月5日(土) 18:00 グループステージ第2戦 vs バーレーン代表
5月6日(日) AM/PM トレーニング
5月7日(月) 15:30 グループステージ第3戦 vs 中国代表
5月8日(火) AM/PM トレーニング
5月9日(水) 15:00 準々決勝
5月10日(木) 15:00 or 18:00 準決勝
5月11日(金) AM/PM トレーニング
5月12日(土) 15:00 3位決定戦 or 18:00 決勝

◀︎前の記事 トップ ▶︎次の記事