2017.12.31 Sun

Written by EDGE編集部

Fリーグ

【特別企画】今年のフットサル界がわかる!「フットサル流行語大賞2017」(10位〜1位)

写真:本田好伸

2017年は、フットサル界にとってどんな1年だっただろうか? シュライカー大阪のリーグ制覇や、Fリーグ11年目の開幕、湘南ベルマーレの大躍進、名古屋の復権、大阪の失墜、U−25日本代表の結成、日本女子フットサルリーグの正式な開幕、AbemaTVによるFリーグの優れた視聴環境の創出、一方で閑散とするスタンドが目立った試合会場……。明るい話題もそうでない話題も、様々あった。そんな1年間で生まれた「気になるフットサル用語」を独断でランキング化。2017年のフットサル界を象徴する流行語とはいったい?
(文・本田好伸)

フットサル界を象徴する流行語は?

 2017年も残すところ数日。今年もフットサル界では様々な出来事があった。シュライカー大阪のリーグ制覇や、Fリーグ11年目の開幕、湘南ベルマーレの大躍進、名古屋オーシャンズの復権、クラブ選手権のタイトルに届かなかった大阪、U−25日本代表の結成、日本女子フットサルリーグの正式な開幕、AbemaTVによるFリーグの優れた視聴環境の創出、一方で閑散とするスタンドが目立った試合会場……。

 そんな今年1年で生まれた「気になるフットサル用語」を筆者が勝手に選定してランキング化。果たして、2017年のフットサル界を象徴する流行語とはいったい?

10位
「トレーニングデザイン」

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2016シーズンのFリーグ優勝という快挙を達成したシュライカー大阪を指揮した木暮賢一郎監督は、今年11月に実用書「フットサル戦術 トレーニングデザイン」(誠文堂新光社)を発売。本書でも記しているとおり、木暮監督は「限られた戦力、時間、場所で最大限のパフォーマンスを引き出す」という「トレーニングデザイン」を駆使した効率的なチームマネジメント術によって、就任から3年でリーグ頂点に到達した。

9位
「福井丸岡ラック」

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11月に開催された「全日本女子フットサル選手権大会」で福井丸岡ラックが初優勝。2011年当時、女子チームとして初めて全日本少年フットサル大会に単独出場して以来、北川夏奈や高尾茜利といった女子フットサル代表選手を輩出するなど順調に成長。U-15や昨年の日本女子フットサルリーグプレ大会の優勝はあったが、同大会では準優勝が最高位だった。「ガラクタ魂」を合言葉に持つチームが、悲願のタイトルを手にした。

8位
「府中体育館問題」

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府中アスレティックFCは、今年9月以降にホーム「府中市立総合体育館」を使用できないと報告。これは、同体育館のピッチサイズがFリーグ規定に満たないこと、改修の目処が立たないこと、代替地が決まらないことを理由に、Fリーグ実行委員会が先送りできない問題と判断したため。クラブは12月、2018年度から新ホームを「アリーナ立川立飛」に、チーム名を「立川・府中アスレティックFC」として再出発すると発表した。

7位
「若者の引退」

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シュライカー大阪で昨シーズン18試合出場2得点の成績を残した水上洋人は、シーズン限りで現役を引退。当時大学3年生の水上は、Fリーグと、選手を続けた先にやってくる彼自身の「セカンドキャリア」を天秤にかけた結果「就職」を選んだ。日本代表も狙える選手として監督も期待を寄せていたが、21歳の下した決断はまさに「選手だけでは食えない」Fリーグの現状を表すものであり、「早すぎる引退」として話題を集めた。

6位
「U−25日本代表」

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今年5月、A代表に続く「U−25日本代表」が新設された。世界やアジアに「U−20」はあっても「U−25」の大会がないため、当初、このカテゴリーの狙いが定かでなかったが、ブルーノ・ガルシア監督は、二十歳を超えて競技を始めた選手の強化を目的として組織していた。U−25日本代表は8月、アジアインドア・マーシャルアーツゲームズに参加して3位に。若い世代にとっては大いに経験値を積んだ大会となった。

5位
「252人」

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今シーズンのFリーグは各クラブの運営補助や観客数増員を狙った「6クラブ共同開催」など新施策を始めたが、12月9日に行われたデウソン神戸のホームゲームに集まった観客はわずかに「252人」。過去10年間のホーム&アウェーの試合でワーストとなる不名誉な記録を更新した。この結果を受けてキャプテンの稲田瑞穂は、SNSを通して「このままではFリーグがなくなってしまう」とファンにSOSを発信する事態に。

4位
「湘南ベルマーレ」

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今シーズン、序盤戦から破竹の勢いを見せてクラブとして初のプレーオフ進出を果たした湘南ベルマーレ。第20節のシュライカー大阪戦では、同敷地内で開催されたJリーグのベルマーレのサポーターが試合後にトッケイセキュリティ平塚総合体育館に詰め掛けると、JとFのファン、サポーターが融合した「最高のホーム」を実現して、昨年王者を7−2で圧倒。後世に語り継がれる、湘南にしかできない伝説的なゲームを演じた。

3位
「ありがとう、甲斐さん」

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日本フットサルを黎明期から支えた「カリスマ」甲斐修侍が昨シーズン限りで現役を引退。5月には、フットサル選手として初めて“興行の”引退試合を行った。そんなセレモニーに集まったのは、ペスカドーラ町田の前身「カスカヴェウ」のOBや甲斐と親交の深い著名人、甲斐としのぎを削り合った盟友たち。さらには甲斐と同じ「ATHLETA」がサポートする“世界の至宝”ファルカンも登場するなど、超豪華な引退試合となった。

2位
「フットサルナビ」

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「業界唯一の専門誌」としてフットサルシーンをリードしてきたが、12月15日発売号をもって休刊。2004年に創刊して以来、『キャプテン翼』の作者・高橋陽一先生の表紙イラストや、巻頭技術企画、選手インタビュー、地域リーグ情報や海外リーグ事情、ファッション特集など、読者のニーズに応える誌面を作ってきた歴史が、13年目に幕を閉じた。最終号は、日本フットサルの未来を背負う存在、清水和也が表紙を務めた。

1位
「フットサルみるならAbemaTV」

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今シーズンからFリーグの試合を毎節1試合以上にわたって生配信中の「AbemaTV」。すべての試合を実況&解説付きで観戦できる環境はまさに「フットサルみるならAbemaTV」というほど。特に、元日本代表、元名古屋オーシャンズの北原亘による「わかりやすすぎる解説」は視聴者のみならず、同業者からも称賛の声が絶えなかった。「デジっち」や毎節後の「ベストプレー」といった動画コンテンツもファン垂涎の楽しみに。

 残念ながらベスト10から漏れてしまったものの中には、やべっちFCのフットサル対決で話題を集めた皆本晃の「皆本ポーズ」や、デウソン神戸の森洸の強烈な個性が飛び出した「西野カナが好きすぎる男」、AbemaTVのFリーグ配信のコメント欄を賑わせた「フラペチーノ渡邉」、ペスカドーラ町田のホームゲームで人気商品となった「甘酒」を販売した中井健介の実家「中井農園」など、選手のキャラクターが見えるワードもあった。もうすぐ2018年。果たして、新しい1年はフットサル界からどんな流行語が生まれるのだろうか。

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