2017.06.09 Fri

Written by EDGE編集部

Fリーグ

【開幕節プレビュー 名古屋×府中】“87年生まれの背番号5”星vs皆本。両主将の出来がシーズンの行方を変える。

写真:本田好伸

開催節の2日目、14:30キックオフで対戦するのは、王座奪還を誓う名古屋オーシャンズと、悲願の頂点奪取を狙う府中アスレティックFC。彼らの初対決は、府中が参入した2009シーズンの開幕節だった。結果は、1-1の引き分け。そこから彼らは、バチバチの激闘を続け、近年では、府中が上回ることも増えた。そんな勝負で鍵を握るのは、1987年生まれの背番号5、星龍太と皆本晃。両チームのキャプテンの出来は、勝敗に直結し、そしてシーズンの行方さえも変えてしまうかもしれない。
(取材・文 本田好伸)

王者のメンタルと勝者のメンタル

 今年の名古屋オーシャンズはどうなのか──。

 フットサルファンの多くは、昨シーズンに権威を失った“元・絶対王者”の出来に注目している。3月に、一挙7選手の退団を発表し、4月には西谷良介やブラジル代表のラファ、ペピータの2人を獲得。クラブの、タイトル奪還への“本気度”がひしひしと伝わってきた。そして実際に、5月に行われたオーシャンカップでは、ラファがMVPに輝く活躍を見せて、クラブも手始めにタイトルをつかみ取った。

 ペピータが不運にも負傷離脱となってしまったが、彼らの自信は回復し、再び頂点を目指す準備ができたと言っていいだろう。この先も、外国人選手のさらなる補強や、吉川智貴の復帰なども噂される。シーズンが進むにつれて、名古屋はどんどんレベルアップしていくに違いない。

 ある意味で、そんな名古屋には誰もが注目するだろう。そこであえて挙げたいのが、“背番号5”対決だ。

 名古屋の星龍太と、府中アスレティックFCの皆本晃。1987年生まれの2人は(学年は皆本が1つ上)、それぞれのチームのキャプテンを任され、試合の勝敗を大きく握る存在でもある。

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 星は昨シーズン、リーグ最少失点の守備に大きく貢献した。なかなか終盤にギアの上がらない中で、まさに孤軍奮闘し、最後までもがいた。「名古屋は、負けられない」と決意を口にし続けた星の胸には常に、“王者のメンタリティー”があった。今シーズンもその姿勢は変わらない。カップ戦で優勝した後、プレシーズンマッチで一度、フウガドールすみだに敗れた。「ある意味で負けたことが良かったかもしれない」。過信や慢心をせずに、しっかりと準備を重ねてきた自信をのぞかせている。

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 一方の皆本は、府中の絶対的な“顔”。皆本が良ければチームは勝ち、悪ければ勝てない。それくらい、すべてを握っている。いつでもその責任と覚悟を背負ってプレーを続け、その胸には、“勝者のメンタリティー”を備えたきた。「25得点25アシスト。割合が前後したとしても、50ゴールにダイレクトに絡む」。大きな目標だが、皆本にとってそれは、“それくらいやって当然”の数字でもある。

 ともにフィクソとして後方に君臨する2人。しかし、タイプはまるで違う。重心の低い守備で相手を1対1で潰す“ザ・フィクソタイプ”か、守備だけでなく自らが突破してチャンスメイクし、さらにはゴールまで狙っていく“攻撃的フィクソタイプ”か。このマッチアップが、勝敗を分ける可能性は大いにある。

 そしてこの結果は、単なる開幕節の1試合ではなく、“シーズンを占う1試合”。名古屋か、府中か。フィジカルに優れる両チームの対決は、まさにバチバチの激闘となることは間違いない。

 

DUARIG Fリーグ2017/2018
6月10日(土) 代々木第一体育館
13:30 シュライカー大阪vsエスポラーダ北海道
16:00 ペスカドーラ町田vsデウソン神戸
18:30 バルドラール浦安vsアグレミーナ浜松

6月11日(日) 代々木第一体育館
12:00 フウガドールすみだvsバサジィ大分
14:30 名古屋オーシャンズvs府中アスレティックFC
17:00 湘南ベルマーレvsヴォスクオーレ仙台

 

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6月10日(土)午後1時15分~ <視聴予約> 
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