2017.02.22 Wed

Written by EDGE編集部

Fリーグ

町田のサテライトチームが関東リーグ初昇格! 突き抜ける選手を求める育成哲学に迫る

ペスカドーラ町田のサテライトチーム、ペスカドーラ町田アスピランチは東京都1部リーグ2016で初優勝を飾り、東京都代表として関東リーグ2部参入戦への挑戦権を獲得。1都6県によるトーナメントを制して、2月19日に茨城県・水海道総合体育館で行われた、フュンフシュピーラー山梨(関東リーグ2部12位)との決戦に臨むと、この試合に4-2で勝利し、Fリーグの下部組織として4チーム目の関東リーグ参入を果たした。
(取材・文 本田好伸)

トップを彷彿するクワトロで圧倒したアスピランチ

 ペスカドーラ町田アスピランチは現在、Fリーグの下部組織のなかでも勢いを増すチームの一つである。1月には第22回全日本フットサル選手権関東大会で、ブラックショーツ(関東リーグ1部3位)、フュンフシュピーラー山梨(山梨県1位)、柏トーア’82(関東リーグ1部2位)、府中アスレティックFCサテライト(東京都1位)を破って、堂々の初優勝を成し遂げるとともに、初めて本大会への切符を手にしていた。

 彼らは、2014年から新監督に就任した岡山孝介監督の下でさらにフットサルスキルを磨くと、2015シーズンはリーグ戦で最後まで首位争いを繰り広げて2位の成績を収め、満を辞して臨んだ2016シーズンに初制覇を遂げた。その間、特別指定選手としてFリーグデビューを果たした若手や、トップの舞台に立った経験を生かしてさならなるレベルアップを図る中堅、長きにわたってFリーグで歴戦を重ねたベテラン・後呂康人などが融合し、確実にチーム力の向上を図りながら結果を残してきた。現在、トップチームで存在感を放つ日根野谷建や原辰介、宮崎貴史、新倉康明もアスピランチからの“昇格組”である。

 全日本選手権関東大会の再戦となった今回のフュンフシュピーラー戦も、関東リーグ2部の相手を内容で上回る戦いを披露した。トップチームと同様、4-0(クワトロ)のシステムをベースに戦い、呼吸の合ったパス回しで相手の背後を狙っていくと、10分、右サイドでフリーになった中村充がゴール左上に強烈なシュートをたたき込んで先制に成功した。さらに12分にも中村が決めて試合を優位に進めていく。フュンフシュピーラーも単発ではチャンスをつくっていたものの、アスピランチが組織力でカバーしてみせた。

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 後半に入ってもペースを落とさないアスピランチは、25分に伊藤圭汰のゴールが決まって3-0。伊藤は第2回全日本ユース(U-18)フットサル大会に北海道釧路北陽高校のキャプテンとして出場し、チームを準優勝に導いた後、サッカーからフットサルに転身し、町田の門を叩いた。

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中村と同い年の19歳コンビの活躍で、アスピランチは試合を掌握していた。そして28分から相手がパワープレーを開始すると、33分、相手のパワープレーのGK役が交代せずにゴールに立つ隙を逃さず、プレスを仕掛けた服部慎悟がゴールを奪取、勝負は決した。終盤に2点を返されたものの、若さと勢い、技術に勝るアスピランチが、4-2で勝利を収めた。

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