2016.12.15 Thu

Written by EDGE編集部

Fリーグ

神戸を相手に5-5の熱戦。浜松・豊島監督代行「アグレミーナのカラーを出せていた」

写真:本田好伸

前節、ホームでシュライカー大阪に2-9と惨敗し、保田健二朗監督が退席処分を受けるという踏んだり蹴ったりのアグレミーナ浜松。今シーズンはここまで4勝4分16敗と、“万年下位争い”の汚名を返上できていない。それでも、随所に見せるプレーは輝きを放ち、上位陣をうならせることもある。今節、相対したデウソン神戸は、元神戸の選手が多数在籍する浜松にとっては、一矢報いるには絶好の相手だった。“元神戸組”山蔦一弘が豪快なシュートで先制した試合は、最後までどちらに転ぶか分からないシーソーゲームとなり5-5で決着。プレーオフが絶望的な状況のなか、「アグレミーナのカラーを出せていた」(豊島明監督代行)と、躍動感のあるゲームを披露した。
(文・本田好伸)

難しい精神状態のなか、チームとしてまとまっていた

豊島明監督代行(アグレミーナ浜松)

──今日の試合を振り返って。

前節のシュライカー大阪戦は、ホームで少し後味の悪い試合になってしまいました。それで今節、自分が監督代行として臨むということで、なかなか試合の持っていき方が難しいなかで、選手一人ひとりがよく戦ってくれたと思います。

──5-5に追いついた試合終盤、相手がタイムの後にパワープレーを始め、浜松もタイムを取ってパワープレーを継続しました。そこは勝ちにいくのか、それとも引き分けを狙うのか、どういったことを狙っていたのでしょうか?

相手のパワープレーの精度が高いことは分かっていたので、こちらが追い付いた段階で、向こうが継続するのか、こっちが仕掛けるのかというタイミングをはかっていました。それで相手がパワープレーをやってきたので、こっちはやらないつもりだったのですが、残り30秒くらいでマイボールになったので、勝ちにいくために、(タイムアウトを取って)こっちもパワープレーに踏み切りました。でも、プレスを掛けられてボールを回せず、なかなか残り30秒でワンチャンスを作るのは難しかったのですが、そこでボールを失って勝ち点1を失うよりも、ボールを保持しながら、相手が来たら攻めようということを選手には指示しました。

──残り試合も少なくなり、プレーオフは現実的には難しい状況にあります。チームとしては現在、どこにモチベーションを置いてチームづくりをしているのでしょうか?

残り試合は少ないですが、今シーズンの序盤戦は良い戦いができていました。中盤から後半くらいから、チームとしても相手に研究されたり、いろいろなことがあり、なかなか成績を出せずに苦しいところがありました。気持ちをつなぎ止めるためには、リーグ戦が終わっても、全日本選手権などもありますし、一つでも順位を上げたいということでやっていますが、なかなか振るわないのが正直なところです。リーグ戦がダメでも、その先の選手権もあるので、まだ諦めずに先を見てやっていくしかありません。

結果が出ないということでは、今日の試合も難しい精神状態だとは思いますが、チームとしてよくまとまっていました。アグレミーナのカラーも出せていたと思います。この先も、1試合でも多く良い試合を見せられるようにしたいですし、その先に選手権へとつなげていきたいと思います。

<次ページ>勝ちも見えたし、負ける可能性もあった。

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