2016.09.09 Fri

Written by EDGE編集部

Fリーグ

貪欲に勝利を狙いながらも首位決戦で引き分け。名古屋・ペドロ・コスタ監督「(戦術や駆引きに優れた)興味深い試合」

写真:本田好伸

AFCクラブ選手権で優勝して以来、好調をキープしていた名古屋が暫定首位すみだに挑んだ試合。25分で1-3とされて、ペドロ・コスタ監督はタイムアウトを取ると、ベンチで声を荒げ、選手を再びピッチに送り出して一気に逆転。すみだの意地の同点弾で4-4とされながらも、再びパワープレーを選択すると、セルジーニョが圧巻の勝ち越しゴールを挙げる。残り20秒を切り、勝負は決したかに思われたが、すみだに同点を許し、試合は引き分けで決着。コスタ監督は、勝ち切るチャンスを逃したことで悔しさをにじませながらも、戦術や駆け引きに優れた展開に「興味深いゲームだった」と総括した。
(文・本田好伸)

選手は打ち勝つ気持ちを見せて最善を尽くした

ペドロ・コスタ(名古屋オーシャンズ)

——今日の試合を振り返って。

ゲームとしても、非常に上位対決らしい、ハイレベルなフットサルを提供できたと思っています。スコアでも、勝つチャンスがあって、相手も逆転して、私たちが追い上げてと、戦術的にも両チームともにフル回転で、その戦術の裏を取って、裏を取ってという展開でした。ゲームとしては興味深いものでした。私たちは1-3で負けている状況から、逆転して勝つことができた展開を作れたのは、「打ち勝つ気持ち」は言うことはありません。ピッチで選手たちは最善を尽くして、悔いのないゲームをしました。しかし、勝ちにこだわった試合でしたので、結果も強く求めていたので、最後同点で終わったことは残念です。でもやり切った感はあります。もちろん、ミスは多く、修正点も多いですが、選手は打ち勝つ気持ちという面では非常に良かったと思います。

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——そもそも、1-3にされた要因はどこにあると感じていますか? そこでタイムを取った際に、すごく激しい口調で何かを話していました。

1-3と追い込まれた要因は、私を始め、その責任を負わないといけないと思います。私たちの悪いポジショニングから失点してしまった場面は、DFのところで一人の対応が遅れたことで、ボールを通されて、どんどん遅れて失点したので、相手を見て研究してきた中でも、何度か同じミスがピッチでありました。そのときに、すぐに修正する力がなかったことは、私も反省しています。すぐにでも変えないといけません。私たちは一つの作戦を持っていて、相手も研究していてその裏を取ってくるので、さらにその裏まで考えて対応するというのが甘かったなと。まず失点して、追い込まれ原因は、まずは私にすべての責任がある状況だと思います。また、タイムアウトは、チームとしてやることは分かっていたなかでミスも続いていて、流れも良くなかった時間で、焦りも出てきていました。タイムアウトは一度チームを落ち着かせる狙いです。戦術面よりも、精神的に動かす。一度止めて、落ち着かせる時間でした。戦術の修正よりも、私も体で表現して、みんなを“起こす”ことをアピールしたかった。戦術的なところも少し修正して、そこからパワープレーのプランも示しました、やってきたことで点を取って、流れがこっちに来ました。その作戦が良かったか悪かったかは分かりませんが、少なからず、(タイムアウトで)流れを切ったことで影響はあったのかなと。精神面を動かすことを意識しました。

——同点でも勝ち切るためにパワープレーを選択しました。名古屋は1試合消化数が少ないので、引き分けでも、未消化の試合を勝てばすみだを上回るというなかで、そこまで今日の試合の勝ちにこだわった理由はどこにあるのでしょうか?

まず、AFCクラブ選手権(アジアクラブ選手権)の決勝は見ましたか?

——ハイライトで見ました。

アジアクラブ選手権も、決勝で同点の状況からパワープレーに出ました。そのときと考え方は一緒です。勝ちにこだわったのは、ピッチのなかでパワープレーで流れを作れた、逆転できたなかで、私の考えもありますが、選手の意見ももらい、彼らの強い意志もありました。選手がピッチで一番、感じていますし、パワープレーをすれば、その時間帯、点を取れるという選手の気持ちがすごい出ていました。そこで十分、逆転できるという意見も強く選手からもありましたので、それならばいこうと。それからはポイントの修正だけして、リスクもありましたが、そこは勝ちにいきました。選手の状態をパワープレーの流れから作れていたので、あそこは引くところではないと駆け引きをしました。

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星龍太コメント

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