2016.07.25 Mon
Written by EDGE編集部
▶コラム
名古屋オーシャンズが3度目のアジアチャンピオンに!

今年2月、コロンビアで開催されるFIFAフットサルワールドカップ2016の出場権を逃したフットサル日本代表。Fリーグがスタートして10年目という節目の年が、逆に試練の年となってしまったフットサル界にとって、名古屋オーシャンズが、優勝を飾ったAFC2016フットサルクラブ選手権は、待ち望んだ結果であった。2010年の第一回大会から7回連続で出場となったオーシャンズは、7/23(土)、イラクのナフィト・アルワサトを相手にPK戦の末、勝利を収め、AFCの最多優勝記録を更新する3度目の優勝を飾った。
(記事提供:ヒュンメル)
チームの一体感が高まった準々決勝
アジア各国のチャンピオンチームが集まったAFCフットサルクラブ選手権2016。7/15(金)、12チームが4ブロックに分かれて戦う予選グループがスタート。
Fリーグチャンピオンの名古屋オーシャンズは、Aグループとなり、大会二日目に登場。初戦をオーストラリアのヴィック・ヴァイパーズと対戦し、2-2の引き分け。翌7/17(日)には、タイのチョンブリ・ブルーウェーブと対戦し、1-3で敗れるものの、グループリーグ2位で予選突破となった。
キャプテンの星龍太選手が、「自分にもチームにも足りないものが多すぎると感じた2試合」と語ったように、王者らしさを発揮できないリーグ戦と同じ状況が続いた。
大会を通じて、チームが変わったのが、ディフェンディングチャンピオンであるタシサット・ダリアエイFSC(イラン)と戦った準々決勝。後半残り13分、1-1の同点から与えてしまったPKを止め、延長戦を終えて2-2。PK戦となったが、再びゴレイロ関口優志選手がストップし、昨年の準々決勝で敗れたイランの強豪チームを相手に勝利し、劇的な勝利を収めた。
星キャプテンは、優勝できた最大の要因を、チーム一丸になれたことと語るが、「特にチームが一つになれたのは準々決勝からです。それも、すごく高いモチベーションで。そこからはみんなが声をより一層出すようになったし、気持ちで相手に負けなくなりました」
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3度目となるアジアの頂点に
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